くらし

有賀薫さんに教わる、薄切り肉やキャベツを使ったスープジャーレシピ。

野菜がたっぷり取れて、保温調理のおかげで時短にも。いいことずくめのスープ弁当のコツを、スープ作家の有賀薫さんが伝授します。
  • 撮影・青木和義 文・新田草子

●薄切り肉で。

くるくるアスパラ豚汁

火の通りが早い薄切り肉は、ジャー向きの食材。巻いたすき間にスープがしみ込むのがおいしい。焼くときは、巻き終わりを下にして。

【材料(300ml)】
豚肉の薄切り(ロースまたはバラ肉)3枚
アスパラガス1本、エリンギ小1/2本
サラダ油小さじ1
味噌大さじ1

【作り方】 
1.豚肉は端からくるくると巻く。アスパラは下1/3の皮をピーラーでむいて、3cmほどの長さに切り揃える。エリンギは薄切りにする。
2.鍋にサラダ油を熱し、豚肉の巻き終わりを下にして並べ、1〜2分動かさずに焼く。裏返して、アスパラ、エリンギを加えてさらに1分ほど加熱する。
3.水200mlを加え、味噌を入れ、3分ほど煮てジャーに移す。

●旬の キャベツで。

春キャベツと桜えびの豆乳味噌汁

白味噌の優しい風味が、キャベツの甘みにぴったり。桜えびのうまみでだしを使わずとも風味豊かな一品に仕上がる。

【材料(300ml)】
キャベツ1〜2枚(70g)
桜えび大さじ1/2
白味噌大さじ1
豆乳50ml

【作り方】
1.キャベツは1cmほどの幅に切る。
2.鍋にキャベツと桜えびを入れ、水150mlを加えて、蓋をして4分蒸し煮にする。
3.豆乳を入れて味噌を加え、ひと煮立ちさせてジャーに移す。

キャベツのポトフ

昆布は少量加えるだけでスープのおいしさが底上げされる、頼もしいだし食材。どんどん膨らむので、小さめに切って使うとよい。

【材料(300ml)】
キャベツ1枚(50〜60g)
じゃがいも中1/2個(70〜80g)
にんじん少量
ソーセージ1本
オリーブオイル小さじ2
塩小さじ1/3
昆布(切手大)1枚
こしょう適宜

【作り方】
1.
じゃがいもは皮をむいて3等分、にんじんは7〜8mm厚さの輪切りにする。キャベツは手で大きめにちぎる。昆布は小さくカットする。
2.こしょう以外のすべての材料を水200mlとともに鍋に入れて、中火で5分加熱し、ジャーに移す。
3.食べるときに好みでこしょう少々をふる。

千切りキャベツとにんじん、干し椎茸の中華スープ

酢を少々加えるとキャベツやにんじんの甘みが際立ち、引き締まった味わいに。こしょうの代わりにラー油を加え、酸辣湯風にしても。

【材料(300ml)】
豚肉生姜焼き用1枚(30〜40g)
キャベツ50g
にんじん10g
スライス干し椎茸3〜4枚
しょうゆ大さじ1/2
ごま油小さじ2
酢小さじ1/4
こしょう少々

【作り方】
1.豚肉は細切り、キャベツ、にんじんは千切りにする。
2.鍋を中火にかけてごま油をひき、豚肉を入れて1〜2分焼く。肉に焼き目がついたらキャベツ、にんじん、干し椎茸、水200mlを加えて煮立てる。
3.しょうゆ、こしょう、酢を加えてジャーに移す。

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