「生産技術の研究所で働いていた自分が、まさかおにぎり屋をやるとは思ってもいませんでした」
そう微笑みながら語るのは、「ONIGIRI GO」を切り盛りする店長の池野直也さんだ。コンクリートの壁と木製のインテリアで統一された店内。おにぎりらしきものは見当たらないが、それもそのはず、「ONIGIRI GO」は作りおきを一切せず、できたてのおにぎりがテイクアウトできる新しいスタイルのおにぎり店なのである。
客は、まず専用サイトで事前に注文する。そして指定した時間に店舗に行くと、できたてほかほかのおにぎりが用意されているという仕組み。現在は直接店舗での注文や現金払いも受けつけているが、将来的にはすべて事前注文、キャッシュレス決済を目指しているという。