「白クマみたいにふわふわで愛らしいな〜」と言うのが、この長い毛足が特徴的なふきんの第一印象。でもそれ、あながちイメージだけではなかったんです。
生地を作っているのは、フェイクファーや動物のぬいぐるみなどに使われる生地の産地、和歌山県高野口にあるメーカーです。ふんわりした毛の風合いがいつまでも続き、毛も抜けづらいという品質の高さで、世界中からオファーが絶えない場所なんです。
その技術を生かして織られたふきんの生地は、アザラシ(シール)の毛皮に似ているところから名付けられた、シール織。確かに、氷上で気持ち良さそうに寝転がっている、モフモフのゴマフアザラシの赤ちゃんの毛皮に酷似しています。
この毛足の長さが、汚れを掻き取るときに大活躍。通常のシール織よりも毛羽落ちしないよう特別に織られた毛足が、洗剤をつけなくてもサーッと油汚れを拭き取ってしまいます。