くらし

見つけたら必ず入店! 又吉直樹の書店と本へのこだわりとは。

1月31日(金)、2月1日(土)東京・二子玉川にて「二子玉川 本屋博」が開催。大型店から独立系まで40の書店が一堂に会する、いわば本屋さんのフェスです。このフェスを前に行なわれたPRイベントで、お笑い芸人で作家の又吉直樹さんらが、本屋や本の魅力について語りました。

2020年初開催となる、「二子玉川 本屋博」。
本や本屋の魅力を伝えたいという想いから開催が決定。二子玉川 蔦屋家電や青山ブックセンターなどの大型書店から、店主の個性が光る独立系書店など、それぞれの個性が光る店が40店出店。
トークイベントや音楽ライブなども開催され、本が好きな人も普段本を読まない人も楽しめるコンテンツが充実している。

「二子玉川 本屋博」の開催に先立ち、お笑い芸人で作家の又吉直樹さんをゲストに、クロワッサン本誌でもおなじみのライター瀧井朝世さんをファシリテーターに迎え、本屋の魅力についてトークショーを開催。

左から:瀧井朝世さん、又吉直樹さん。

付き合いのある本屋からすでにイベントのことを聞いていたという又吉さん。
「このトークショーの出演が決まる前から知っていて、プライベートでほんまに行こうと思っているほど楽しみにしていました。(このイベントに関わる人)みんなで集まっておもしろいことをしよう、と言っている人がいることを嬉しく感じます」(又吉さん)

芸能界きっての読書家でもある又吉さん。今回参加する本屋もいくつか足を運んでいるとのこと。今回の出店リストを見ながら、
「京都の恵文社一乗寺店、大阪のtoi books、(東京・神楽坂の)かもめブックス、下北沢のJuly Booksは行きましたね。BOOK TRUCKやVALUE BOOKSの移動書店も出店するんですね。子どもの頃、バスの中にある本屋さんが大好きだった。移動図書館をやるのが夢なんですよ。まずは免許取らないといけないんですけどね」と会場を笑わせた。

右は今回のフェスの実行委員長である二子玉川 蔦屋家電のブックコンシェルジュ・北田博充さん。

又吉さんは、昔から本屋と古着屋を見つけたら必ず入るのがマイルールと言う。
「ずっと棚を見ているとなんとなく個性が見えるのがおもしろい。昔は小さな本屋が好きでよく通っていました。店主の個性が出やすい本屋で、好きな作家の隣にある本を購入していました。そうやって好きな作家が増えていきましたね。
本を書くようになってからは、分け隔てなく本を置いてくれる大型書店のありがたさを身に染みて痛感しています。資料や勉強用の本を買うときは大型書店でまとめ買い。生活に合わせて本屋の使い分けをしています」

本を買うとき、読むときにもこだわりがあるそうで、楽しみにしている本は、手違いで一足早く入荷していないか前日に電話で問い合わせ。読む前にペンを3〜4種類用意して、心に留まった文章にはアンダーライン。
書き込み用と保存用の複数買いはもちろん、同じ本を繰り返し読んで作品や作家を好きになっていくんだとか。

瀧井さん、フェスの実行委員長である北田さんも又吉さんの本好きには感心の様子。話を聞いているうちに、本を読みたくなってしまうほど、本への深い愛情を感じた。

「1日に何回も通っていた時期もある本屋が、向こうから来てくれるのは楽しいですよね。ほんま行きたいなぁ」と最後までイベント来場への意欲を見せていた又吉さん。

今回初開催となる「二子玉川 本屋博」。個性豊かな書店を巡るもよし、フェス特有のにぎやかな雰囲気を楽しむのもよし。
さまざまな楽しみ方ができるイベントへ、この週末出かけてみてはいかがだろうか。

「二子玉川 本屋博」
日程:1月31日(金)11時〜20時
2月1日(土)11時〜19時
場所:二子玉川ライズ ガレリア(二子玉川駅直結)
東京都世田谷区玉川2-21-1
※入場料無料

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