ナガダユイさんのほっけの開きレシピ。
忙しい毎日にこそ摂りたい栄養豊富な海の幸。そこで活用すべきは缶詰、乾物、干物。主食材は手やハサミで調理できて下処理いらず、生にはない凝縮された旨みも楽しめる。そんな保存食の、和洋幅広いレシピをフードコーディネーターのナガタユイさんに教えてもらいます。
撮影・柳原久子 イラストレーション・山本由実 文・大澤千穂
【ほっけの開き】揚げて、煮て、ほくほく感を堪能。
居酒屋メニューの定番、ほっけの開きも調理法次第で、ほっくりとした身の食感と大きさを生かした食べごたえある家庭料理になる。
「身が大きいほっけの開きは、切って揚げれば1枚で2〜3人分に。反対にほっけの大きさをそのまま生かしたのがアクアパッツァ。まるごと煮て食卓に出せば、ちょっとしたごちそうになります。ほっけは塩がきいているので味付けも不要。意外に使いやすい食材なので、家庭で楽しみたい一品です」
ほっけの竜田揚げ
揚げてもふっくら、ぱさつかないのは身が厚いほっけだからこそ。骨も一緒に揚げれば、おつまみに最適の骨せんべいの出来上がり。
【材料(2〜3人分)】
ほっけの干物1枚180g、生姜(すりおろし)小さじ1、酒大さじ1、片栗粉大さじ3、揚げ油適量、すだち適宜
【作り方】
1.ほっけは頭と尻尾、ヒレを取る。身を半分に切り、骨を手ではがす。取った骨は3等分に、身は食べやすい大きさに切ってから酒、生姜と合わせ、5分ほど置く。
2.1に片栗粉をまぶして、180度に熱した油で揚げる。骨はじっくりとカリカリになるまで揚げる。
3.器に盛り、好みですだちをかけていただく。
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