ナガダユイさんの鮭缶レシピ。
忙しい毎日にこそ摂りたい栄養豊富な海の幸。そこで活用すべきは缶詰、乾物、干物。主食材は手やハサミで調理できて下処理いらず、生にはない凝縮された旨みも楽しめる。そんな保存食の、和洋幅広いレシピをフードコーディネーターのナガタユイさんに教えてもらいます。
撮影・柳原久子 イラストレーション・山本由実 文・大澤千穂
鮭とじゃがいもの北欧風スープ
ディルが清々しく香る、フィンランドの家庭の味がお手本。ディルはなくても作れるが、あると北欧の味にぐっと近づくのでぜひ。
【材料(2人分)】
鮭水煮缶詰1缶(180g)、じゃがいも・にんじん・玉ねぎ各100g、エクストラバージンオリーブオイル大さじ2、白ワイン60ml、水200ml、塩小さじ1/2、白こしょう少々、ローリエ1枚、ディル2枝(あれば)、牛乳60ml
【作り方】
1.じゃがいもとにんじんは皮をむき、1cm角に切る。玉ねぎも同じ大きさに切る。
2.鍋にエクストラバージンオリーブオイルと1を入れ、軽く炒める。白ワインを加えてひと煮立ちさせたら、鮭水煮缶詰を汁ごと入れ、水を加える。塩、白こしょう、ローリエ、ディルを入れ、野菜が柔らかくなるまで中火で煮る。
3.仕上げに牛乳を加えて温める。
ナガタユイさん●フードコーディネーター。食品メーカーのメニュー開発などを経て、多方面で食の提案に携わる。近著に『卵とパンの組み立て方』(誠文堂新光社)。
『クロワッサン』1009号より
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