くらし

クロワッサンお弁当部の作品拝見。

クロワッサンの公式インスタグラムで募集している“#クロワッサンお弁当部”。
弁当箱に詰まったこだわりを知りたいと2019年4月からささやかに発足。
毎日投稿される中から、素敵なお弁当を選出し、具材やテクニックなどを取材しました。
  • 撮影・黒川ひろみ(P.‌47、48) 文・高橋優璃  ※各お弁当にある名前はインスタグラムのアカウント名です。

【普段弁当大賞】

彩り、詰め方、おかず……。 「知りたい!」が詰まった大賞。

atsumi.makiさん●編集長はじめ、審査をした部員全員が「美味しそう」と声をあげたatsumi.makiさんこと厚見真希さんの弁当。筍や山菜などの季節のおかず、葉っぱ使いの技を知りたいと満場一致の大賞でした。

丁寧、だけど難しくない! 明日試せる弁当作り。

整然と並んだ、素朴だけど美しいおかずに、写真からも伝わってくるふっくらご飯。季節に合わせて具材が替わる、まるで店に並んでいるかのようなクオリティの弁当が投稿されるようになったのは、“#クロワッサンお弁当部”が始まってすぐのこと。

この洗練された弁当が作られる裏舞台を知りたく、大賞を取った厚見真希さんの自宅の台所を取材。

「自分のための弁当だから、ちょっと贅沢に。でも面倒くさがりなので、品数はだいたい3品程度なんです」と言う厚見さんの、丁寧なお弁当作りの一部始終を拝見。センス満載の盛り付けアイデアと、冷めても美味しい小技が、弁当箱の隅から隅までちりばめられていました。

卵焼きは前の晩に作り置き。牡蠣醤油とみりんで調味した卵をきれいに焼き、最後にクッキングペーパーで全体を包みなじませる。
前夜から解凍しておいた生麩と、半分に切ったみょうがをオリーブオイルで焼き目がつくまで火にかける。みょうがに塩を振って完成。
厚見さんのお弁当に欠かせないのが、葉っぱの仕切り。紀ノ国屋や富澤商店で購入することが多い。軽く洗って拭けばすぐに使える。
お弁当作りはまずご飯を詰めることから。朝起きたらすぐに鍋でご飯を炊き、弁当箱半分くらいにふんわりとよそってから冷ます。
【完成!】笹を敷いた後にカップを置いておかずを詰めていく。生麩にはレモンの皮を散らし、卵焼き、みょうが、常備菜の五目炒めを詰めて完成。
時間があるときに作っておく常備菜は、弁当箱の隙間を埋めたり、緑が足りないときに添えたりと大活躍。
仕切りに使う葉っぱは購入するもののほか、三重の実家から送られることも。保存袋に入れれば2~3週間保存可。
よく使うカップは、弁当に馴染む未晒しのものを選ぶ。サラダのときはプラカップにドレッシングを入れることも。

インスタグラムに投稿されたその他のお弁当も拝見。

のっけ弁当は、野菜とスパイスがたっぷり入った豚ミンチ炒め。卵が映える。
出来合いの揚げ物をおかずにすることもある。副菜でバランスをとって。
常備している純生胡椒の塩漬けを塩代わりに使うおにぎりは、お弁当の定番。
厚見真希(あつみまき)さん●アパレル販売員。三重県出身。2017年2月から、昼休憩に食べるお弁当をインスタグラムに投稿。
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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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