「ご苦労さまです」
お疲れさまでした/お疲れさまでございます/ありがとうございました
【解説】本来、「ご苦労さま」は自分のために働いてくれた人を労う言葉なので、目上の人から目下の人に対して使われる。「お疲れさま」は立場に関係なく使える。
「おわかりですか」
ご理解いただけましたでしょうか/ご不明な点はございますか
【解説】「おわかりですか」は相手の能力にかかわることを直接尋ねることになり、目上の人に対して失礼にあたる。上から目線の言葉になるので注意しよう。
「頑張ってください」
お大事になさってください/ご自愛ください/ご活躍(ご成功)をお祈りいたします
【解説】「頑張ってください」はよく使われる励ましの言葉なので、親しい間柄なら目上の人にも使ってよいが、改まった表現も覚えておきたい。
「コーヒーを飲みたいですか」
コーヒーはお飲みになりますか/コーヒーをお入れしましょうか/コーヒーはいかがですか
【解説】目上の人に欲求を直接的に聞く言い方は避けるのが礼儀。飲むかどうか、事実の確認にとどめる。「お飲みになりたいですか」も不適切。
「それでよろしいですよ」
それでけっこうです/そちらでお願いいたします/そうしていただけると助かります
【解説】「よろしい」は相手に許可を与える言葉なので、こちらの立場が上に聞こえてしまう。目上の人に失礼がないように、へりくだった言い方を。
「ご意見参考にします」
ご意見、承りました/大変勉強になりました/アドバイスありがとうございます
【解説】「参考」は考えをまとめたり、決めるときの手がかりにすること。目上の人に対しては、「ご参考になれば幸いです」などと謙遜して使うべき言葉。