くらし

【葬儀編】冠婚葬祭マナーの実力をクイズで試してみよう。

  • 撮影・青木和義、谷 尚樹(岩下さん) スタイリング・高島聖子 文・黒澤 彩

【問5】喪中に結婚式は出席できない。

「昔は、喪中(忌中)のあいだは穢れていると考えられていたので出席しませんでしたが、今は、気にしない傾向です。相手に喪中であることを言わずに出席すればいいのではないでしょうか」。とくに、いったん出席すると返事をしたあとは、直前で変更するとかえって迷惑になるという面も。(答え…△)

【問6】肌色のストッキングを黒タイツにはき替えて通夜に行った。

スカートには黒のストッキングを着用する。ただ、肌色のストッキングもマナー違反ではない。「むしろ、黒タイツのほうがカジュアルな印象で正装にふさわしくないので避けましょう。防寒のために厚手のタイツをはくのは、亡くなった方への礼儀よりも自分のことを重んじていると受け取られます」(答え…×)

【問7】仏壇に線香をあげる際、ロウソクの火を吹き消した。

「人間の吐く息は生臭いものとされるので、お仏壇のロウソクの火を口で吹いてはいけません」。線香のように手であおいで消しましょう。また線香の場合は、手で包むようにして、足もとから上に手をすっとスライドさせると、スマートに火を消すことができる。美しい所作を身につけたい。(答え…×)

【問8】弔事の席では「乾杯」ではなく「献杯」と言う。

乾杯というのは、基本的におめでたい席での言葉なので、弔事では使わない。「一方の献杯は、杯を捧げるという意味合い。以前は献杯という習慣もありませんでした」。比較的新しいルールだが、今は「献杯」が定着している。発声の際には、勢いよく言わずに、しみじみと献杯すること。(答え…○)

【問9】知らない顔が多かったので通夜ぶるまいは遠慮し会場を出た。

通夜ぶるまいは単なるもてなしではなく、故人と共にする最後の食事という意味がある。「この世での最後の晩に一緒に食事をするということが亡くなった方への誠意になるので、少しでも料理に箸をつけるのが礼儀です。その場にいる人たちと知りあいかどうかは問題ではありません」(答え…×)

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