更新: 2020/11/11 21:10 胸膜炎 (きょうまくえん) 原因と特徴 胸膜炎は肺や胸壁を覆う胸膜が炎症を起こす病気です。胸膜が炎症を起こす原因はさまざまですが、感染症の影響が多いと言われています。また、悪性腫瘍や膠原病、インフルエンザや関節リウマチなどの病気のほか、薬剤や外傷、アスベストなども発症の要因になることがあります。その症状は、息苦しさや胸の痛みがあらわれ、深呼吸すると胸の痛みを感じるため、小刻みで浅い呼吸をするようになります。そのほか、咳や発熱、人によっては背中の痛みなどを感じる場合もあります。また、原因疾患に関連した症状が併発することもあり、インフルエンザであれば高熱や関節痛、倦怠感が生じます。 治療 症状を和らげるための対応療法と、胸膜炎の原因に対する治療を行います。具体的には鎮痛剤の使用や、胸に針を刺して排液する治療など原因に対してアプローチしていきます。 主な症状 咳が出る 大きく呼吸をすると胸の痛みが強くなる 息苦しい 発熱がある 背中が痛む 胸が痛む 監修 前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ) グランプロクリニック銀座院長 関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。 https://granpro-clinic.com/ from 胸が痛い症状の病気一覧 逆引き病気事典トップに戻る