すっと背すじがのびる時間、それが女性の美しさにつながる。
撮影・青木和義 文・越川典子
豊かだけれど、主張しすぎないのが、ふだんの器の基本。
イイホシユミコさん
器作家、デザイナー
京都嵯峨芸術大学陶芸科卒業。「手作りとプロダクトの境界にあるもの」をコンセプトに、量産でありながら温かみのある食器作りを目指している。
ある人は「端正な佇まいが好き」と言い、ある人は「食卓にあると安心する」と言う。「組み合わせが自由だから」「何より料理が映えるから」。どれも、イイホシユミコさんの作品のファンの言葉だ。現代のスタンダードとも評される、大人気の器を作り続けているイイホシさん、
「決して、特別な日のための器ではないんです。ふだんの暮らしの中にあってほしい、そんな器です」と言う。
毎日の食卓で使うからこそ、その日一日を気持ちよく過ごせるものにしたい。ゆったりした豊かさがあって、でもシンプルで軽やか、主張しすぎない。
「使う人の様子を想像して、寸法を考えています。器だけじゃなく、家具や道具など、私が選ぶものは、人が気持ちよくいられるかどうかで決めているような気がします」
自分の暮らしでも、気に入ったものに囲まれているというイイホシさんが「心惹かれる」基準は何なのか。
「すっとした美しさを感じさせてくれるものに惹かれますね。暮らしの中で目に入ってきたり触れたりするもので、思わず背すじをすっとのばすような気持ちになれるなら、その人の行動も変わってくると思うんです。たとえば、一歩踏み出すことをためらっているのを、ぽんと背中を押してくれる──それが美しさのもつ力のような気がします」
イイホシさんの器に、青いリンゴを一つのせてみた。まるで美しい一枚の絵のように見えてくるから不思議だ。
だから、そばにデルメッド。
アトリエでは水仕事も多く、肌の水分が奪いとられる。1000℃以上になる窯を焚けば、さらに乾燥がひどく、「化粧品選びも悩みでした。でも、このプレミアム ローションで変わりました。夜までしっとりが続いて、安心しています」(イイホシさん)
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