プロテインはマッチョのためだけじゃない!
筋活熱が高まる今、筋トレを気軽に楽しめるスポットから、プロテイン、ウェアにグッズまで。気になる筋活ニュースを紹介します。
撮影・黒川ひろみ 文・重信 綾
「プロテインは知名度が高いサプリメントのひとつですが、勘違いや誤解をされていることも多いです」
そう話すのは、長年、「江崎グリコ」でプロテインアイテムの企画、開発に携わっていた、桑原弘樹さん。
「そもそもサプリメントには、栄養になるものと、“飲むと○○になる”という機能を持つものの2つがあります。両方をあわせ持つサプリも存在しますが、プロテインには栄養しかなく、“飲むと筋肉がつく”という効果はありません。では、なぜ筋トレをする人が飲むのかというと、いくらトレーニングをして、飲むと筋肉がつくサプリを摂ったとしても、栄養が不足した状態では効果がきちんと出ないから。プロテインを摂ることで、質のいいたんぱく質を補っているんです」
しかし、上質なたんぱく質が必要なのは、筋トレをしていない人でも同じことだという。
「飽食の時代といわれる現代の食生活では、糖質と脂質は過剰なまでに摂ることができますが、バランスのいいたんぱく質を必要量摂ることは至難の業。しかも、たんぱく質を摂ると、充分に足りている脂肪までもが一緒についてくるところが困ったポイントです。でも、プロテインを活用すれば、上質なたんぱく質だけを効率よく摂れる。年をとってたんぱく質が足りていない人にもぜひ摂ってほしい。まずい、溶けないというプロテインのイメージはひと昔前のもの、と思ってください」
桑原さんがおすすめする、プロテインのアレンジ法
【アレンジ 1】2種類のプロテインを混ぜて味の変化を楽しむ。
【アレンジ2】水の代わりに調整豆乳を混ぜるとアノ味に……!?
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