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松本千登世さんに聞く、ロングヘアの理由ととっておきのケア方法

年をとると、あきらめがちなロングヘア。それでも保ち続けることの魅力と、とっておきのケア方法を聞きました。

撮影・清水朝子 ヘア&メイク・中台朱美 文・嶌 陽子

松本千登世さん
松本千登世さん

私にとって髪は、女性らしさを出す大事な要素です。

思わず触りたくなるような、つややかな黒髪。松本千登世さんの長い髪は、同性からも見ても憧れてしまう。
「昔から、硬い髪質で、量も多いんですよ。クセもあって、うねりもできやすい。長年、ヘアサロン『AMATA』で月1回、カットとトリートメント、カラーリングをしてもらっています。なるべく広がらないよう、実は前髪を少し短めにしているんです」

昔から変わらずにこのスタイルなのかと思ってしまうほど似合っているが、実は20〜30代は、ショートの時期が長かったのだという。
「学生時代はロングだったのですが、就職した会社の決まりでショートボブに。その後も、ショートをベースに、いろいろなスタイルにしていました」
ベリーショートやマッシュルームボブ、ぱっつん前髪など、個性的なショートヘアを楽しんでいたが、40歳を前にして、ふと違和感を覚えた。
「もともと黒やグレー、ネイビーなどの色や、アシンメトリーなデザイン、レザー素材など、ハードでマニッシュなファッションが好き。それとショートヘアを合わせると、少し攻撃的な雰囲気になってしまう。それが、年齢にそぐわなくなってきた気がして。服の好みは変えられないので、髪型で柔らかい雰囲気を加えようと思いました」

以来、続けているこのスタイル。ショートの頃は、明るいカラーにしていたこともあったが、今は「髪だけ明るくすると、肌や目の色と合わず、浮き上がってしまうので」、ずっと黒髪に。シンプルなファッションにも、長い黒髪を合わせるだけで、たおやかな雰囲気が漂う。
「年齢を重ねた今、このロングヘアは、私にとって女性らしさをプラスしてくれる大事な要素なんです」

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