目の冷え・スマホ老眼を、ストレッチで解消しよう。
目の疲れは多くの人が抱える悩み。そんな目の“筋肉疲労”に効果絶大な運動を倉田真由美さんが試しました。
撮影・岡本 潔 文・一澤ひらり
「私ひどい近眼だし、もう46歳だから老眼になるのもそろそろかなって。眼鏡も7年前ぐらいに作ったものなので度が進んでいるような……」
と不安な面持ちの倉田真由美さん。スマホ老眼やドライアイに詳しい眼科医の平松類さんに診察してもらった。
「近視は進んでいないし、老眼もない。倉田さんの目は年齢的にはすごく優秀です。ただパソコンやスマホで酷使しますから、疲れやすくなっていますよね。それが、肩こり、頭痛、腰痛、不眠など現代型の不調の原因になっている場合が多いんです。ことにスマホを手元で見続けて目のピント調節機能が低下するスマホ老眼は、40代以降だと普通の老眼の進行を加速させてしまうケースが多いんですよ」
ひと安心の倉田さんだが、目の不調が身体の不調に直結し、スマホ老眼の影響を受けやすくなる年代と聞けば心配だ。平松さんに対策を聞いた。
「老眼や眼精疲労は目の筋肉疲労が要因です。目をストレッチすることでピント調節がスムーズになり、疲れ目も改善されます。目のまわりは血流が多いところなので、血流が悪くなるとまぶたが冷えやすい。目の表面は水と油の『涙の層』で守られているのですが、まぶたが冷えると油分が固まって水分が蒸発しやすくなり、ドライアイの原因になります。目のストレッチやまぶたマッサージ、パームアイなどの方法で温めて油分を溶けやすくし、分泌を促すことが必要です」
血行を促すあの手この手に挑戦!
広告