情熱のピアニストと称され、スペインのモンポウ、アメリカのギロックなどの作曲家に新たな光を当ててきた熊本マリさん。一昨年デビュー30周年を迎えたが、実は、14歳でピアニストを目指したとき「手が小さいあなたは向いていない」と言われ、ショックを受けたことがあったという。

「自分を全否定された思いがしましたね。その後、大丈夫と言ってくれたイタリア人の先生の指導で毎日手のストレッチを続けていって」

10年後にはピアニストとして、見事デビューすることができた。

肌の調子もそうだ。

「なぜか生クリームを食べると肌の調子が悪くなる（笑）。20代にひどいアトピーを2回繰り返しているので、スキンケアの方法も私なりのルールを作ってきました。それは、一に保湿、二に保湿、三にも保湿。とくに手のケアは顔より先にするくらい大事（笑）。そして次に目元ですね。もともとデリケートなところにきて、目の周りの皮膚は10分の1の薄さというではないですか。アイクリームは欠かせないんです。目尻のシワを指で広げながら、たっぷりなじませるのが習慣になっています」

この冬、新発売のデルメッド アイクリームは熊本さんの手放せない愛用品になったが、その理由は、
「使用感がやわらかくて、ストレスがないところがいい。香りも心地よくて、しかもあとに残らない。何より翌朝の目元のしっとり感が違います」

目の下のクマも悩みのタネなので、朝晩、ホットタオルをのせ、血流をよくしているが、のせる前にアイクリームをつけて浸透させ、とったあとにもう一度、重ねづけ。

「クマに働きかけてくれるというブドウ葉エキスにも期待しているんです。ほかにも、私も育てているローズマリーから抽出したセラムバイタルや、延命草のエキスも、心強い味方のように感じています。化粧品の世界も、どんどん新しい成分が生まれて、よいものになっていくように、私自身も年を重ねて進化していきたい」

いつも今がスタート地点。

「その場、その瞬間でしか作れないのが音楽。そのためには、基本を大事にしつつ、常に新しい何かとの出合いを探しているような気がします」