プチ鬱? 情緒不安定? アロマの力で元気になる。
撮影・金子吉輝 ヘア&メイク・大谷亮治 モデル・平川由梨 文・板倉ミキコ
プチ鬱タイプに必要なのは、脳の活性化。
グレープフルーツの香りの影響で、 やる気を起こす成分・ドーパミンが分泌。
落ち込んでリフレッシュしたい時、やる気を起こしたい時に使いたいのがグレープフルーツの精油。香りを嗅ぐと脳内でやる気を起こす成分・ドーパミンが分泌される。肝臓にも働きかけるので、むくみ解消やストレスからくる不調を和らげる効果も。こちらも、精油は100%天然のものを。
手浴をして、一日の疲れと肩こりを解消。
洗面器にお湯を張り、精油を1、2滴垂らす。手首までお湯につけ香りも楽しむ。手浴には肩こりや首こりを解消する効果が。リンパ系を刺激するのでむくみも解消してくれる。ただ、柑橘系の精油をつけた肌は日光に当たるとシミの原因になるので、夜に行うこと。
疲れがたまる、ひじ下をトリートメント。
意外と疲れがたまっている腕は、凝っている部分を念入りに。また、反対の腕も必ず行うこと。片方だけ行うと、トリートメントをしない腕に水分が停滞し、むくみが生じることも。安定性と保湿性に優れたホホバ油と合わせて。
1. ブレンドしたオイルを左ひじ下に伸ばし、右手全体を使い、左の手首からひじの内側まで軽く擦る。続いてひじから腕の外側を通り、軽く擦りながら手首に戻る。3回。
2. 右手でグーを作り、中指の第二関節で手首からひじの内側に向けて擦る。6回。
3. 左手首の関節周辺を右手の人差し指、中指、薬指の3本を使い上下に軽く擦る。
4. 右手全体にオイルを伸ばしてから、親指を使い、左手の甲の指の付け根と付け根の間を軽く擦る。1、2回。
5. 左手の指先を1本ずつ、右手の人差し指と親指を使って弾く。
6. 左手のひらにオイルを伸ばしてから、右手をグーにして左手のひらの上で円を描くようにぐるぐる擦る。同様に、左手を使って、右ひじ下も1から順に行う。
※精油は直接肌につけずに、必ずアロマ用植物油で希釈してから使ってください。
※精油は体質や体調により合う合わないがあります。心配な方は、希釈したオイルをひじの内側に少しつけて試してください。
小野江里子●アロマスクール「イシス」代表。アロマセラピスト。アロマ製品開発にも携わる。著書に『最新! アロマセラピーのすべてがわかる本』(ソーテック社)が。
『クロワッサン』958号より