頭皮ケアにウォーキング。
平井かずみさんがたるまない秘訣。
撮影・黒澤義教
「頭皮が柔らかくないと顔はたるんでしまう。最近そう実感しています」
弾むようなハリに内側から輝くようなツヤ。透明感溢れる美肌の持ち主、平井かずみさんの日課は、お風呂のなかでの頭皮マッサージだ。
「顔の皮膚と頭皮は繋がっているので、頭皮をほぐすと、お肌もリフトアップされ、顔色が良くなります。週に1回はシャンプー前にお気に入りの〈ヘアクレンジングクレイ〉を使い、毛穴の汚れをしっかりオフしています」
数カ月前から始めた、ハーブの一種であるヘナを使ったトリートメントの効果にも驚いている。
「人工的でないヘアカラーを探していたところ、ヘナに出合いました。知人のサロンでヘナトリートメントをしてもらうと、染髪という以上にデトックス効果が絶大。ヘナの解毒作用で頭皮はすっきり、血流を促してくれるので冷え取りにもいいそうです」
体のめぐりを良くするには、頭皮ケアともうひとつ、足元も重要だという。
「ウォーキングの先生からのアドバイスで、最近は普段からスニーカーを履いて歩くようにしています。ふくらはぎをきちんと使い、かかとで着地し、つま先で蹴る、という正しい歩き方が自然と身に付き、ひどかった脚のむくみや姿勢の崩れも改善されました」
血行アップは、頭皮、そして足元から。
頭皮ケアは、サロンではヘナトリートメント、自宅ではクレイクレンジングを。平井さんが通う神奈川・溝の口の『ヘナサロン アッターリー』では商品の購入も可能。靴をスニーカーに替えてからは代謝が上がり、脚の冷えやむくみも改善した。
ヘナケアに使う〈リーフヘナパウダー〉100g 1500円(左)など。(ヘナサロン アッターリーhenna-attari.com)
〈ユメドリーミング エピキュリアン ヘアクレンジング クレイ〉を愛用。
スニーカーは日本人の足に合った〈ニューバランス〉が平井さんのおすすめ。
肌の美しさは内側から。五感を使って心も健康に。
平井さんが、暮らしのなかのあらゆる場面で活用しているのが、エッセンシャルオイルだ。
「枕に垂らしたり、お風呂に入れたり、香水代わりにしたり。いい香りを嗅いでいると自然と呼吸が深まるし、心身ともにリラックスできます」
仕事柄、ほぼ毎日触れる草花もそう。香り、見た目、手触りと、五感を使って接するようにしている。
「歳を重ねると、外側からのケアももちろん大事。若い頃よりも保湿を重視し、とにかく乾かないよう心がけています。けれど、やっぱり美容も内からのもの。香りや食も含め、五感で感じたものが肌にも表れてしまう。だからこそ、ストレスをためず、心を健やかに保つことが一番大切だと思います」
頭から、足元から、そして心もめぐらせる。生き生きとハリのある暮らしが、たるまない肌を作っている。
様々なシーンで活躍する エッセンシャルオイル。
「普段から植物を扱っているので、人工的な香りはあまり馴染まず、天然の香りが好きです」
特に使用頻度が高いのは、抗菌や抗炎症作用のあるラベンダーやティーツリーのオイル。旅先にも持っていく。
〈サーズデイプランテーション ティーツリーオイル〉(左)など。
スキンケアはパックのみ。 ながら美容で乾燥対策。
スキンケアは、基本、朝・晩のパックのみ。美容液もクリームも使わない。乾燥が気になるときのみ、パックの前にオイルを。「毎日のことだから、忙しくても続けられるシンプルケアを。パックは大容量の手頃なもの」
〈ドゥーオーガニック トリートメントオイル スムージング〉(右)
『クロワッサン』938号より
●平井かずみさん フラワースタイリスト/誌、広告などでスタイリングを手がけるほか、東京・自由が丘の『caféイカニカ』を拠点に全国でワークショップを開催。著書に『フラワースタイリングブック』(河出書房新社)など。
広告