お尻をほぐすと背中も腰も全身ラクになる!──簡単にできる「お尻のコリ」チェック
撮影・中島慶子 イラストレーション・竹井晴日 ヘア&メイク・遠藤芹菜 文・小沢緑子
腰痛や肩コリでマッサージに行ったのに、お尻をほぐされたり、しかもそれが意外と痛かったり……。「お尻の筋肉はすごく重要なのに、硬くこり固まっていることにすら気づいていない人がほとんど」と語るのは、骨格調整ボディトレーナーのNaokoさん。ではお尻がこるとは一体なんなのか。
「こる理由は座りっぱなし&前かがみ姿勢が多い現代の生活習慣が一因。立つ・歩くなど日常生活の中で本来使うべきお尻の筋肉が怠けてしまい、どんどん冷えて硬くなってしまうんです」
こうしてお尻という体の中心部がこると、その影響は全身に。
「たとえば、砂場に重たいボール(頭)を刺した割り箸(背骨)を立てようとしてもすぐに倒れてしまいますが、安定する粘土に立てればびくともしない。高層ビルも土台が揺れると上層階の揺れはさらに激しくなりますよね。それと同じでお尻とは、骨盤を支える体の土台で支点。冷えて固まってしまうと、背中や太ももなどその上下の筋肉が緊張して腰痛になったり、お尻の筋肉と密接につながる股関節も固まり骨盤底筋が弾力を失うことで尿もれなど、つらい症状の原因に。だから普段から柔軟性を高めておくことが大切です」
実際のメソッドは、お尻筋を①ほぐす、②つかう、③ゆるめる、の3ステップ。
「まず、使っていなかったお尻筋をマッサージでほぐして目覚めさせます。するとお尻筋が、『起きて働かなくちゃ!』とスイッチオン。そのうえで筋肉を〈つかう〉〈ゆるめる〉をセットで行いましょう。各ポーズは30秒以内を1セット行えば充分。トレーニングではなくコンディショニングなので、朝、就寝前、昼間の休憩時間など、毎日ちょこちょこ行うことで体のクセや歪みが少しずつ矯正されていきます」
まずは下の「お尻のコリチェック」から。お尻の状態を自覚してから始めよう。
お尻のコリCHECK!
左右の差
お尻がこると密接につながる股関節も硬くなるため、横座りをしたときに違和感が。左脚を前にした状態で(上写真)で座りにくければ、右脚の股関節が硬い。逆に右脚を前にした状態で座りにくければ、左脚の股関節が硬い。
股関節の可動域
立ったまま、片脚ずつ膝が真横に腰の高さまで上がるかチェック。お尻がこって硬いと股関節の可動域が狭まるので、脚を外側に上げにくくなる。左側の脚が上げにくいなら左側、右側の脚が上げにくいなら右側が硬い。
重心バランス
立ったまま目をつぶり、その場で30歩足踏みを。視覚で補えない状態で重心がまっすぐとれるかを確認する。半径20cm以内に留まれない場合は、ずれた方向の側に体の重心バランスが偏っている可能性が。
『クロワッサン』1159号より
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