〈仕上げ編〉細部のくすみは最後に──血色カラーで透明感を強調【信頼コスメ ベースメイク部門】
撮影・藤井マルセル(t.cube) スタイリング・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・高松由佳 モデル・樹神 文・原 千乃
「まずは土台となる素肌と向き合いましょう。寝起きの顔がどんよりしていたとしても、大丈夫。汚れを落とし、巡りを高め、うるおいで満たす、という下準備で肌はちゃんと明るくなります。それだけで目指す透明感の4割は完成すると言ってもいいくらい。つまり、大人のベースメイクはメイク前の準備段階から始まっているのです」とヘア&メイクアップアーティストの高松由佳さん。
こうして肌の明度をしっかり引き上げたら、いよいよベースアイテムをオン。
「今の下地は優秀なので、カラーコントロールに過度に頼らずとも、光を駆使して、茶、青、赤、黄、あらゆるくすみを飛ばすことができます。ただし、大人はラメ感が強いものは避け、パール感で上品に光をまとうことが大切。また、肌のトーンや、悩みのポイントごとにもおすすめアイテムは変わるので、アイテムリストをぜひ参考に。さらに、最後に差をつけるのがチークとリップ。頬と口元に血色カラーをまとい、ベースメイクで整えた透明肌を引き立てて」
コンシーラー
シミや肝斑には高密着タイプ
1. メイクアップフォーエバー
HDスキン フルカバー コンシーラー
クマや黒ずみには2色をブレンド
2. 雪肌精 BLUE
メルティ マイ カラー バランサー
3. ナチュラグラッセ
コンシーラーパレット
パウダー
最後に粉のひと刷毛でフィックス感をアップ
1. OSAJI
ニュアンス リフレクション パウダー N 01
2. SHISEIDO
エッセンス スキンセッティング パウダー 01
チーク
血色感を補ってくすみ印象を払う
イヴ・サンローラン
メイクミーブラッシュ パウダー 44
光を操り、肌の凹凸をぼかしながら、じわっとした血色感を与えるチークカラー。くすみが目立つ夕方の肌に透明感を復活させる“お直し”にも適任。8,360円(イヴ・サンローラン・ボーテ TEL:0120-526-333)
リップ
色・質感・輝きでクリア肌印象を後押し
「ラインを引いて肌との境目を強調し、プランパーで一日中血色感をプラス。色はかすかな青みが肌を明るく見せるピンク系がおすすめ」
1. THREE
ドリームオン アリューリング リルone 02
2. エトヴォス
ミネラルリッププランパー ディープ ネクターピンク
『クロワッサン』1153号より
広告