個性派デザインが要、春のネイビーウェア【大沼こずえの「ずっとの、おしゃれ」】
毎月1つのテーマで、装う楽しさを再発見します。
撮影・葛川栄蔵(hannah)
個性派デザインが要、 春のネイビーウェア
こんにちは。スタイリストの大沼こずえです。
今回のテーマ「わくわくするネイビー」では、1カ所に取り入れる提案をします。前回もお伝えしましたが、ネイビーの服はおとなしい印象になりがちなので、この場合もシンプルすぎないデザインを選ぶようにすると華やかさが加わります。
シンプルすぎないとはどういうことかと言いますと、一見シンプルだけれども手が込んでいて、ちゃんとおしゃれ感があること。
たとえば上の写真でご紹介しているアイテムのように、タッキングやフレアを施すことで着たときのシルエットがきれいに見えたり、同色のリボンやベルトなどがさりげないアクセントになっていたり。異なる色やプリントなどでわかりやすくメリハリを持たせるのではなく、あくまでネイビーや同系色で変化をつけると、品を保ちつつ大人のチャーミングさも醸し出せると思います。
またネイビーは、たいていのベーシックな着回しアイテムと相性抜群というのもうれしいポイント!こうしてエスプリの利いた一点を取り入れれば、合わせる服は手持ちのものでコーディネートしやすかったりするんです。
清潔感があり引き締め色でもあるネイビーは、この春のおしゃれに最も取り入れるべきカラーかも?
『クロワッサン』1138号より
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