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あなたの股関節力を診断!股関節の癖とタイプをチェック

股関節の状態は人によって様々。健康な未来のためには、まず自分の状態を理解するところから。

イラストレーション・小林マキ 文・野沢愛也子

股関節の癖とタイプをチェック!

あなたの股関節力を診断!股関節の癖とタイプをチェック

身長や骨格が人によって異なるように、股関節のタイプも様々。まずは自分の股関節の歪みの傾向を把握するテストから。

床に記した十字の中心に立ち、目を瞑って腕を振りながら30秒ほどその場で足踏み。時間が経ったら足踏みをやめ、どこに移動したか確認を。

前進 or 後退した人は「前後タイプ」

猫背や反り腰、姿勢の悩みにアプローチ

前や後ろに進んでしまった人は、股関節が前傾・後傾している前後タイプ。上半身と下半身をつなぐ腸腰筋やお尻の筋肉が衰えていることが原因ともいわれている。

前に進んだ前傾タイプは腰が反ってお尻とお腹を突き出した姿勢になる傾向が、その逆の後傾タイプは猫背の人が多く、お腹に脂肪がつきやすい傾向がある。

屈曲や伸展といった「前後」の動き(次ページ参照)で股関節をほぐしてから、「左右」や「回旋」のストレッチをすると体にやさしく効果的。

横にずれた人は「左右タイプ」

左右のアンバランスは背骨が曲がる前に対処を

左右にずれてしまったなら、外転と内転、どちらかの動きに偏りがちなタイプ。日常生活の姿勢や動作の癖が原因で、股関節の硬さに左右差がある可能性が非常に高い。

歩行中も体の重心が左右にぶれやすい状態になっていて、背骨が変形したり外反母趾などに繋がることがある。

外転と内転の動きで他の動きを補ってバランスが悪くなっているので、股関節のストレッチは「左右」から始めて「回旋」「前後」の順番で行うと体に負担がかかりにくい。

体の向きが変わった人は「回旋タイプ」

内股やガニ股は股関節のねじれが原因かも

中心から回るように離れていたら、外旋と内旋のバランスが悪い回旋タイプ。

体が左側に回るなら右の股関節が前に出ていて、右側に回るなら左の股関節が前に出ている可能性がある。内側へのねじれが強いと内股に、外側へのねじれが強いとガニ股の原因にも。

また前後の動きを回旋でカバーしようとする傾向があり、使わないうちに固まっている屈曲や伸展の「前後」の動きより、まずは「回旋」や「左右」のストレッチで股関節をほぐしていくとよい。

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