老化物質AGEを減らし、瑞々しい肌と髪をキープ
撮影・澤木央子 スタイリング・本郷由紀子 イラストレーション・STOMACHACHE. 構成&文・singt
1.食物繊維で血糖値の上昇を防ぐ。
海藻類やきのこなど食物繊維が豊富な食品は、血糖値の上昇を抑え、AGEの発生を抑制する。「体内での糖質の吸収を抑える働きもあり、食事の最初に食べると効果的です。また、善玉菌の餌になるので、美肌づくりに欠かせない腸内環境の改善にも役立ちます」(関口さん)
2.「ゆでる・煮る・蒸す」がおすすめ。
揚げ物やオーブン焼きなど、高温かつ長時間加熱するほど発生しやすくなるAGE。「100℃以下での調理を心がけましょう。ゆでる・煮る・蒸すといった調理方法が適しています。寒い時季は鍋物も最高。加熱しない、サラダやあえものなどもいいですね」
3.純ココアにコラーゲンを足して。
「甘くない純ココアは抗AGEに役立つ抗酸化作用の高いポリフェノールや、血流改善効果があり美しい髪と肌づくりに欠かせない鉄が豊富です。そこに粉ゼラチンをスプーン1杯加えるとベスト。無味無臭なので味の邪魔にならず、肌にいいコラーゲンがとれます」
4.抗酸化作用の高い野菜をたっぷり。
糖化することで老化の原因になる活性酸素が生まれて体内細胞を傷つけ、老化への負のスパイラルが進んでしまう。「抗酸化作用が高い食品はAGEの生成を抑制します。ブロッコリーやにんじん、青菜類といった緑黄色野菜や、柑橘などの果物を食べましょう」
5.オメガ3オイルで血流改善。
アマニ油やエゴマ油など、体内で合成されず、食物からとる必要がある必須脂肪酸「オメガ3」は糖化を防止する効果が期待できる。「ティースプーン1杯が1日分の目安。みそ汁などに加えて飲むとコクが出ておいしくなるうえ、血流改善や肌の炎症の軽減もできます」
6.レモンや酢を抗糖化の味方に。
できるだけ避けつつも、たまには食べたくなる揚げ物。「そんな時は、レモンの搾り汁をかけて食べると、酸がたんぱく質と糖の結着を防ぎ、AGEの生成量を減らしてくれます。炒めものの仕上げに加えるのもおすすめ。梅干しや酢でも同じ効果が得られますよ」
『クロワッサン』1133号より
広告