からだ

角層のケラチン線維と細胞間脂質に着目。これが本当の保湿ケア。【倉田真由美の「最新私的コスメ図鑑」】

  • 撮影・市原慶子 スタイリング・大沼 静 
最先端の皮膚科学研究に基づき、根拠を持って肌の美しさにアプローチするソフィーナ iPが、 人気の炭酸泡美容液を筆頭に、さらに進化を遂げてリブランディング。毎日シリーズで使いたくなる、使用感・価格帯・肌実感を併せ持った商品がラインナップする。こちらの化粧水は肌に潤いを届けるだけでなく、保水機能を高め、根本的に潤う素肌へ導く。ソフィーナ iP 角層トリートメント 基礎化粧液 160ml 2,420円*編集部調べ(花王お客様窓口 TEL.0120・165・691)

私たちがいつも目にしている肌とは、体のいちばん外側にある角層のこと。ラップ一枚程度の厚みしかないこの角層という薄膜が、肌内部の水分の蒸散を防いで乾燥から守るとともに、さまざまな外的ダメージからも守り、美しく若々しい見た目をつくっている。

そこで欠かせないのが毎日の保湿。けれど、保湿してもすぐに乾き、うるおった気がしない、というのが私たちの本音。

理想の保湿とは、乾燥すると凝縮して固くなりがちな角層細胞のケラチン線維をほぐして分散させ、水分をキャッチしやすい状態に整えること。そして、細胞間脂質をきちんと整列させ、抱えた水分を逃さない状態に保つこと。

なんとなくの保湿ケアではなく、機能的に保湿することで、うるおっている実感が、長く続くようになる。

およそ60年前に角層の構造を明らかにした花王は、その後、長きにわたって、どうしたら角層のうるおいを保てるか? という研究を続けてきた。

その研究の集大成といえる「角層トリートメント 基礎化粧液」のポイントは二つ。乾燥すると凝縮しがちなケラチン線維を分散させてうるおいで満たし、細胞と細胞の隙間を整えて、水分を逃さず保つ肌環境をサポートすること。世界初となる保湿アプローチを化粧液だけで叶える、というのが嬉しく頼もしい。

日に日に空気が乾燥し、肌も乾燥してくるこれからの季節。角層そのものにフォーカスし、水分をしっかり抱え込ませるアプローチで、しっとり柔らかな肌を保ちたい。そうすることが、すべての健やかさにつながるはずだから。

倉田真由美 さん (美容ジャーナリスト)

くらた・まゆみ

美容ジャーナリスト。目元の毛細血管をマイクロスコープで見るという体験をしたところ、なかなかの好結果に。血管がゴースト化している人も多いなか、これは、洗顔後に蒸しタオルを当てる美容法をしてきたからかも?と思いました。

『クロワッサン』1105号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間