髪の洗い方を間違えると老け髪の原因に! いますぐアップデートしたい、10の新常識。
大人世代の髪を美髪へ導くヘアケア方法をご紹介します。
文・恩田貴子 イラストレーション・ノグチユミコ
洗う|頭皮環境を整えて髪の悩みを解消。
髪がうねる、パサつく、コシがなくなる……。そんな大人世代の髪の悩みは、頭皮環境を整えることで解決すると、美容師の高橋亜季さん、鈴木富美子さんは言う。
「加齢によるホルモンバランスの乱れや頭皮の血行不良は、髪が生え変わるサイクルに大きな影響を与えます。これらを改善するための第一歩が毎日のシャンプーです。汚れをしっかり落としたうえで血行を促進し、栄養を与えることで頭皮環境が改善。1カ月後には髪の変化が実感できるはずですよ」
ブラッシングは朝、髪をセットするときにするもの。
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(新常識!)〝洗髪前のブラッシング〟が 頭皮の汚れを落とすコツ。
髪や頭皮の汚れを落とし、血行を促進するため、大人世代はシャンプー前のブラッシングを追加しよう。「頭皮に優しいシリコン製やフープ状のブラシを使って、生え際から頭頂部に向かってブラッシングしていきます。ブラシを頭皮に密着させるのがポイント」(高橋さん)
頭皮ケアアイテムは洗髪後に集中的に使う。
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(新常識!)〝洗髪前にもみこんで〟毛穴汚れを浮かせる。
「シャンプー前に頭皮用のオイルや化粧水を頭皮になじませておくと、汚れをしっかり浮き上がらせることができるんです。さらに、敏感になりがちな大人の頭皮をシャンプーの刺激から守る効果も」(高橋さん)。乾燥した頭皮にはオイル、脂っぽい頭皮にはトニックがおすすめ。
●オイルタイプ
セサミや椿のオイルなどを配合、全身に使える。
●トニックタイプ
頭皮を健やかに保つ植物エキスを配合。ハーブマジック システムトニック7
温かいお湯のほうが頭皮がほぐれる。
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(新常識!)お湯も頭皮には刺激。〝37〜38度〟がベスト。
「高温のお湯は頭皮の刺激となるため、シャンプー時のお湯の温度は37~38度がベスト。シャワーは壁に固定せず手で持ち、頭皮に対してシャワーのお湯が垂直に当たるようにしましょう」(鈴木さん)。腕を上下左右に動かして、頭全体にまんべんなくお湯がかかるよう心がけて。
シャンプー前は頭を濡らす程度に湯をかける。
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(新常識!)しっかりすすぐ〝湯洗い〟で、汚れの7割をオフ。
お湯で髪全体をすすぐ「湯洗い」をシャンプーの前に行うことで、頭皮の汚れの7~8割が落ちるのだそう。「頭皮にお湯を当てるように意識しながら、約1分ほど、頭皮を指の腹でもむように洗っていきます。このひと手間で、シャンプーの泡立ちもグンとアップします」(鈴木さん)
シャンプーは頭皮につけて泡立てる。
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(新常識!)中間〜毛先で泡を作り、〝泡を頭皮〟になじませる。
シャンプーの洗浄成分は頭皮の刺激になることもあるため、直接つけないほうがよい。「シャンプーを手のひらにのばしたら、まず中間から毛先に塗布。髪を泡立てネットがわりにして空気を含ませて泡を作り、泡が頭皮全体に行きわたるよう、指の腹を動かしながら洗います」(高橋さん)
整髪料を落とすため髪をしっかり洗う。
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(新常識!)最低1分を目安に〝地肌〟を洗う。
「整髪料はシャンプー後に流れていく泡で落ちるので、髪より頭皮の汚れを取るイメージでしっかり洗いましょう」(鈴木さん)。ただし、整髪料をたっぷり使っている場合は、シャンプーを2回行って。
もみあげから額の生え際、もみあげから頭頂部、耳後ろから後頭部、耳後ろから衿足の順に、ていねいに。
フェイスライン、後頭部、衿足の3ブロックを意識し、指の腹を頭皮に当て、2度ずつ洗う。
頭皮を労るためにシャンプーの頻度を減らした。
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(新常識!)皮脂や汚れは〝毎日〟落とすことが大切。
「頭皮からは常に皮脂が分泌し続けているので、シャンプーの頻度を少なくすると皮脂が酸化し、毛穴が詰まる原因に。健やかな髪の発育のため、毎日のシャンプーで頭皮を清潔に保ってください」(高橋さん)。頭皮の乾燥が気になるなら、低刺激のシャンプーを選んで。
トリートメントを地肌にもつける。
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(新常識!)つけるのは〝髪の中間~毛先〟だけ。
「トリートメントは髪の内部に浸透させて、傷みをケアするもの。頭皮につけると毛穴詰まりの原因になるため、髪の中間から毛先につけましょう」(鈴木さん)。ただし、頭皮に潤いや栄養を与えるものなど、頭皮からつけられるものもあるので薄毛に悩んでいる人はそちらを選ぼう。
トリートメントはコーミングで浸透させる。
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(新常識!)トリートメントは〝手ぐし〟でもみこむ。
「濡れた髪はキューティクルが開いていて摩擦に弱いので、トリートメントは手でなじませたほうが安心です」(鈴木さん)。髪を4つのブロックに分けて塗布すると、まんべんなくつけられる。
洗う時間とすすぐ時間は同じくらいかける。
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(新常識!)すすぎが重要。〝洗う倍の時間〟をかけよう。
シャンプーやトリートメントの流し残しは、髪のトラブルのもと。「シャンプーに1分かけたら、すすぎはその倍の2分。トリートメントはあまり流さないという人がいますがそれはダメ。ぬるつきがなくなるまで、しっかり洗い流して。流し残しが多い後頭部は念入りに」(高橋さん)
『クロワッサン』1100号より
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