たるみ、くすみ、シワ改善に。レイナさんに教わる毎朝1分の頭皮マッサージ。
撮影・玉置順子(t.cube) 文・岡井美絹子
素肌力を上げるための新習慣、毎朝1分の頭皮マッサージ。
「長引くマスク生活で顔の筋肉を使わなくなって、コリや老廃物が滞るようになり、顔のたるみや肌のくすみに悩む人が増えました。
そんな方におすすめしたいのが、頭皮マッサージ。
頭と顔の皮膚はつながっているので、頭皮が下がっていたら、顔をケアしてもなかなか効果を実感できません。頭も顔もマッサージできればベストですが、時間がないなら頭皮を優先し、気になる顔のお悩みにはピンポイントでマッサージケアするのが効率的。私も額に横ジワがあったんですが、頭皮マッサージをするようになってなくなりました」
と教えてくれたのは、メイクアップアーティストのレイナさん。マッサージには3つポイントがあるという。
「まず、“ながら”ではなく、鏡で自分の顔を観察しながら集中して行うこと。変化がわかるのでモチベーションにつながります。
そして、肌をこすらないように、しっかりとコリの奥をとらえて押すようにほぐすこと、イタ気持ちいい力加減で呼吸をしながら行うことが大切。息を吐くときに筋肉がゆるむので、コリがほぐれやすくなります。
毎朝のスキンケアタイムの習慣にすれば続けやすいし、慣れれば1分もあればできます。1週間続ければ、家族からも“痩せた?”と言われるかも!」
マッサージのポイント
■ 鏡を見ながら、集中して行う。
■ 朝のスキンケアの時間に行う。
■ 肌をこすらないようにし、息を吐きながら行う。
●体験者のビフォー&アフター
|準備|
頭皮マッサージの効果をより高めるために行いたいリンパマッサージと、行う上で事前にしたい準備を解説。
ほぐす
リンパの出口を解除する。
鏡を見ながら
自分と向き合い、集中して行う。
イスと机を用意
力んで疲れないよう自重を利用。
|美肌をつくる頭皮マッサージ|
顔と頭皮は一枚の皮膚でつながっているので、まずはトップである頭皮の強ばりをほぐすことが、顔のシワやたるみなど、気になるエイジング悩みを解決する近道。呼吸を忘れずに!
1.おでこを引き上げる。
2.頭皮を頭頂に向かってほぐす。
3.頭のサイドから縦にほぐす。
腕が上がらないとき
4.耳を包むCのカーブをほぐす。
5.目のツボを押す。
6.えりあしのツボを押す。
天柱のツボ
|悩み別 顔マッサージ|
頭皮に加えて行いたい、顔の悩み別マッサージ。気になるところだけでOKなので忙しい朝も続けやすい。指すべりがスムーズで肌への負担が軽減できる、スキンケア時に一緒に行うのがおすすめ。呼吸を忘れずに!
目のたるみ、しぼみ
眉のまわりをほぐす。
クマ
目まわりをやさしくなでる。
マリオネットライン
あごから耳まで流す。
頬のたるみ
頬骨の下をほぐす。
手をグーにして、第二関節を頬骨の下に入れて圧をかけて押し上げる。頭をやや下げて、頭の重さをこぶしにかけ、息を吐きながら痛気持ちいい加減で耳の前まですべらせる。マスク生活で間延びした顔が立体的になる。
ほうれい線
ほうれい線を引き上げる。
『クロワッサン』1088号より
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