【温める編】体のプロも認める予防&改善グッズ。
セラピストに聞いた正しい選び方&使い方と、気になる良品を紹介。
撮影・黒川ひろみ 構成&文・板倉みきこ
健康器具は、種類豊富で取り入れやすいのが魅力。でも間違った使い方をして、かえって症状を悪化させている人も多い、と整体師の樋川由紀さん。
「痛みやコリがある箇所は、悪い姿勢や体の使い方の間違いなどで筋肉が酷使され、筋繊維が炎症を起こして固まった状態。そこを直接グイグイ押してもほぐれず、さらに痛みを我慢して刺激し続ければ、症状を悪化させる可能性が高いです。また筋肉は全身繋がっているので、同じ箇所を長時間刺激するのも間違い。肩こりなら、腕の付け根や鎖骨周辺、首の後ろや側面など、満遍なく刺激したほうが効果が出ます」
そこで今回は、樋川さんが挙げてくれたセルフケアに必須のキーワード「温める」に合わせ、人気商品&話題商品から編集部が厳選。自分の症状や生活スタイルに合う逸品を見つけてほしい。
〈健康器具のこんな使い方に注意〉
◼ 力でグイグイ押す
◼ 同じ箇所を長時間刺激
◼ 痛いのに我慢して続ける
【温める。】
「セルフケアで最も安心な方法は不調部位を温めること。コリや痛みがある箇所は、大概血流が滞っています。温めて血流を改善させれば固まった筋繊維がほぐれやすくなり、コリだけでなく冷えも改善するでしょう」
デジタル式だから、いつでもお灸が実現。
●ルルドボーテ フェムオンテック 温灸
充電式のデジタル温灸。温灸本体1個が直径約4.6cmで厚さは2.2cm。専用シールを使って気になる部位に貼るだけなので、背面など一人ではお灸しにくかった場所にも楽々。
足首付近を温めると、婦人科系ケアも叶う。
●かかとソックス(単色)
デリケートゾーン専門美容サロンが手がけた、遠赤外線セラミックス素材を使ったソックス。婦人科系を司るツボが集中している足首まわりを温めれば、冷え対策のほか、婦人科系トラブルの予防にも期待できる。
腰まわりをしっかり包み込む温熱シート。
●血流改善 腰ホットン
腰痛、神経痛対策に特化させた温熱シート。幅26cm、高さ9.5cmと、腰を包み込んで温められるワイドサイズ。痛みの緩和に適した温度(40度以上)が約16時間続く。衣類に貼るタイプ。一般医療機器。
『クロワッサン』1086号より
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