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座っている間にできる、楽ちん「ながら筋トレ」。

第二の心臓といわれるふくらはぎ、大きな筋肉がある太もも。下半身の筋力を強化して、全身の巡りをアップさせよう。フィジカルトレーナーとして、アスリートへの運動指導も行っている坂詰真二さんに教わります。

撮影・青木和義 モデル・Asami スタイリング・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) 文・長谷川未緒

フィジカルトレーナーとして、アスリートへの運動指導も行っている坂詰真二さんによると、「女性の体の筋肉のうち7割は太ももなど下半身についています。年齢とともに落ちやすいのも下半身の筋肉なので、トレーニングでキープしていくことが大切です」。

筋肉は熱を生み出す源のため、衰えると体温が下がり、免疫力が落ち、生活習慣病にかかりやすくもなる。

「週に2、3回でもいいので、まずは2週間続けてみてください。足取りが軽くなったり、階段を駆け上がれたりと、効果を実感できると思います」

まずは正しく立つ。

体の軸を支える足の筋肉が使えなくなると、立ち姿にも変化が起きる。NG姿勢は転倒の原因にもなるため、まずは正しく立とう。

◯ OK

座っている間にできる、楽ちん「ながら筋トレ」。

足の人差し指を正面に向け、脚の内側を意識し、左右の足に均等に体重をかける。肋骨を引き上げるようにして胸を張り、正面を見る。

× NG

座っている間にできる、楽ちん「ながら筋トレ」。

つま先が外に向いて小指側に体重が乗ると、膝と股関節に負担がかかる。背中が丸まり、首が前に出るので腰痛や肩こりの原因に。

足の位置もきちんと確認。

足のポジションを意識して正しく立てると、骨盤、背骨、頭と、上まで整ってくる。

◯ OK

座っている間にできる、楽ちん「ながら筋トレ」。

人差し指を正面に向けるようにする。体感としては少し内股になる。

× NG

座っている間にできる、楽ちん「ながら筋トレ」。

運動不足や指のトラブルがあると体重が外側にかかりやすく、ガニ股に。

  • 坂詰真二

    坂詰真二 さん

    フィジカルトレーナー

    「スポーツ&サイエンス」代表。アスリートへの運動指導やメディア等で活躍中。『筋トレは下半身だけやればいい』(SBクリエイティブ)など著書多数。

トップス9,680円、ヴェルナレギンス1万5400円(共にスリア/インターテック TEL.050・3821・2940)

『クロワッサン』1059号より

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