腸がぽかぽか温まる、卵のサンラータン風【藤井恵さんのスープレシピ】
毎日続けることが大事だからこそ、忙しい朝でも手軽に作れるスープが活躍するといいます。
撮影・岩本慶三 文・葛山あかね スタイリング・本郷由紀子
酸味を効かせた〝腸温〟スープです。
「以前、酢入りのスープにはまったことがあって。そのときしょっちゅう作っていたのが、これ」
このスープのいいところは何より酢がたっぷり摂れること。
「酢を一度にたくさん摂るのって意外と難しいでしょう。でもこれなら無理なくすっきり楽しめます」
卵を落として、きのこを入れればたんぱく質も食物繊維もしっかり補えるし、とろみをつけてあるから腸がぽかぽか温まる。一日の始まりにぴったりです。
ちなみに酢の種類は多種多様。「それぞれ酸度が違いますから、たとえば酸味に弱い人は酸度が低くまろやかな黒酢を、酸っぱいのが好みなら酸度の高いワインビネガーをというように自分好みの酢を選び、上手に使ってくださいね」
卵のサンラータン風
【材料】2人分
えのき …… 1パック
溶き卵 …… 1個分
だし ……… 2カップ
A 長ねぎ …… 10㎝幅分
生姜 ……… 1かけ
醤油 ……… 大さじ1/2
塩 ………… 小さじ1/3
砂糖 ……… 少々
酢 ………… 大さじ3
B 水 ………… 大さじ2
片栗粉 …… 大さじ1
ごま油 ………………… 小さじ2
粗挽き黒こしょう …… 少々
【作り方】
1.えのきは長さ3等分に切ってほぐし、長ねぎと生姜はみじん切りに。Bは混ぜておく。
2.鍋にだしとえのきを入れて5分煮る
3.Aを加えて2〜3分煮たら、Bを加えてとろみをつけ、卵をまわし入れて、ごま油を加える。
4.器に盛り、粗挽き黒こしょうをふる。
『Dr.クロワッサン 免疫力アップの決め手、腸内環境を強くする』(2020年7月30日発行)より。