“がんばり筋”をほぐせば、カラダの線は見る見る細くなる。
撮影・黒川ひろみ ヘア&メイク・大谷亮治 文・嶌 陽子 イラストレーション・植松しんこ
【足組おじぎ】
外ももの張りをほぐして美尻と美脚を目指す。
(1)あぐらをかいた姿勢から左ひざが右ひざの上になるように脚を組む。ひざ同士はくっつかなくてOK。骨盤をまっすぐ立てるようにする。
(2)左ひざを右ひざに近づけて上体を倒す。骨盤はまっすぐにしたまま胸を張って頭は上げる。呼吸を止めず1分キープ後、脚を組み替えて。
(応用)体が硬い人は、無理して左ひざを右ひざの上に持ってこなくてもよい。可能な範囲で脚を組み、外ももの伸びが感じられたら大丈夫。
(NG)背中を丸めてしまうと外ももは伸びない。最初から最後まで、骨盤はまっすぐにキープするのがポイント。
【あおむけ前へならえ】
猫背を改善して背中の脂肪を落とす。
(1)あおむけになり足を肩幅に広げて伸ばす。頭の付け根を床につける。腕は床とわき腹につけ、前へならえのようにひじを曲げる。
(2)息を吐き、鼻から吸いながらひじで床を押して胸を上げる。胸を張って呼吸を止めずに10秒キープ。少し休んだらあと2回繰り返す。
(NG)頭の付け根を床につけたまま背中を浮かせようとするとあごが上がりがちだが、あごは引いたままをキープ、あえて二重あごの状態に。
【首横伸ばし】
首から肩にかけての筋肉の張りをじっくりほぐす。
(1)椅子に座る。骨盤は立てて背中をまっすぐに。右手を左の耳に、左手は左肩に当てる。息を吐き、お腹に力を入れる。
(2)鼻から息を吸い、吐きながら頭を真横に倒す。左手で肩を下げ、あごと目線を左斜め上にして30秒キープ×2回。反対側も同様に。
(NG)頭が前に出て猫背にならないよう注意。頭を倒した状態を30秒キープしている間、鼻から吸って、口から吐いての呼吸を忘れずに。
【ひざパカ】
お尻の奥の筋肉を刺激して股関節の可動域をアップ。
(1)体の左側を下にしてゴロ寝する。左腕は頭の下、両ひざは揃えたまま軽く曲げて。わき腹を軽く床から持ち上げる。この時、猫背にならないよう注意。
(2)鼻から息を吸い、吐きながら右ひざをゆっくりと開く。右手は腰に当てて固定し、ひざだけ動かす。10回。反対側も同様に。
(NG)腰ごと開いてお尻が後ろに倒れてしまうと意味がない。骨盤は床と垂直に固定し、ひざだけを動かして。
【ひざ上げダンス】
インナーマッスルを動かし太ももとお尻を引き締める。
両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ。両腕はひじを曲げて左右に開く。鼻から息を吸い、フッと吐きながら左ひざを上げて左手でタッチ。鼻から息を吸って左足を下ろす。左右交互に1分間。
(NG)上体を倒して猫背になならないように。太ももをできるだけ高く上げつつ、正しいフォームでできる速さでリズミカルに続けてみて。
『クロワッサン』1049号より