からだ

電気毛布は「冬の寝汗疲れ」の原因に。【疲れない睡眠のコツ】

その日の疲れはその日のうちにとることが、 疲れをためないための鉄則。 その早道のひとつが、睡眠の質を高めること。 眠り方のコツを、東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

電気毛布は「冬の寝汗疲れ」の原因に。

冬の寒い夜、ほかほかに温まった布団に入るのは至福のときです。

でもだからといって、電気毛布を一晩中オンにして寝るのはNG。体の深部体温が下がりにくくなって、深い眠りが妨げられます。さらに、寝汗をかいてしまい、自律神経が休息できずに疲労がつのります。

冬の睡眠中は夏ほど汗をかいていないと思われますが、皮膚や呼気から水分が失われる「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」は常に起こっていて、8時間の睡眠中に約300mlの水分が失われています。

そこへさらに、寝床を温めすぎて汗をたっぷりかいてしまっては、脱水症にもなりかねません。また、暑くて途中で目が覚めたり、布団を蹴って、汗で濡れたパジャマが冷えて風邪をひくことも大いに考えられます。

電気毛布を使用する場合は、就寝前に布団を温めるために使い、寝るときはスイッチを切ること。そして、疲労を呼ぶ「寝汗」対策を、冬でも怠らないことが大切です。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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