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自然の音で起きれば「熟睡感」アップ。【疲れない睡眠のコツ】

その日の疲れはその日のうちにとることが、 疲れをためないための鉄則。 その早道のひとつが、睡眠の質を高めること。 眠り方のコツを、東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。

イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

自然の音で起きれば「熟睡感」アップ。

自然の音で起きれば「熟睡感」アップ。【疲れない睡眠のコツ】
自然の音で起きれば「熟睡感」アップ。【疲れない睡眠のコツ】
自然の音で起きれば「熟睡感」アップ。【疲れない睡眠のコツ】
自然の音で起きれば「熟睡感」アップ。【疲れない睡眠のコツ】

朝の起き方によっても、睡眠の質は左右されます。

起きるとき、目覚まし時計やスマートフォンのアラームを、大音量でセットしていませんか。

突然の大きな音に強引に起こされると、一気に交感神経が緊張して、心拍数や血圧が上昇します。

せっかくいい睡眠がとれていても、自律神経を刺激する起き方をしては朝から疲労することに。寝起きに立ちくらみがしたり、動悸(どうき)がしたりする人は、目覚まし時計の大きな音が原因になっている可能性も考えられます。

朝の目覚めは、鳥のさえずりや川のせせらぎなどの自然環境の音を、低音量から少しずつ大きくしていくのが理想です。

大音量に驚いて飛び起きたときと違い、睡眠中の副交感神経優位の状態から、活動モードの交感神経優位の状態へスムーズに切り替わって起床できます。

自律神経に負担がかからない分、「ぐっすり眠れた」という熟睡感が高まり、起床時の頭痛や、ぼーっとした感じも軽減されるはずです。

  • 梶本修身

    監修

    梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

    東京疲労・睡眠クリニック院長

    1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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