44歳のいま、いちばん肌の調子がいい。石井美保さんの「こすらない」美肌メソッド。
解決策は、メイクよりまずはスキンケア!
素肌が本来持つ力を呼び覚まして、みずみずしく艷やかな肌(ベース)作りを目指そう。
撮影・天日恵美子(モデル)、久々江 満(商品) スタイリング・青木宏予 ヘア・大野朋香(air/石井さん) ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER/モデル) モデル・安宅葉奈 文・今井 恵
肌への有効成分はすべて「プレス塗り」。
石井さんは朝の保湿が大切と言う。
「夜じっくり派の方が多いと思いますが、朝はその後外出し、紫外線などのダメージに肌が晒されるのです。だから朝こそ洗顔を含め、20分かけてしっかりお手入れをしましょう」
保湿もこすらないのが石井メソッド。
「どの工程も手のひらに広げてなじませ、やさしくハンドプレスするのが基本。顔の中心から外側へとずらしながら、押し込むようにプレス塗りを」
凹凸がある目元や鼻周りは、薬指と小指全体でていねいにプレス塗り。
「次にメイクをするからと乳液を省いてはいけません。潤いバランスを最適化するものなので必ず塗りましょう。そして朝こそ、潤いに蓋をするクリームをたっぷりと。どちらかの工程で余裕があれば肌アイロンを試してください。とくにたるみが気になる人には、ぜひやっていただきたい。むくみを取り、リフトアップ効果があります」
1週間続ければ、きっと肌はふっくら柔らか。今からでも必ず変われる。
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(石井メソッド 4)化粧水&美容液
[手のひらになじませて、顔の内から外へハンドプレス。]
【1】化粧水、美容液、乳液、クリームの塗り方はすべて同じ。適量を手のひらにとってなじませ、顔の中央から外へとハンドプレス。
【2】それでも肌が乾いたらコットンパック。コットン2枚にたっぷり化粧水を含ませ、それぞれを2枚に裂いて顔の4点に置いて3分。
(石井メソッド 5)乳液&クリーム
[たるみが気になる人は、肌アイロンを実践しよう。]
【1】石井さん考案の肌アイロン。「たるみが気になる人は、乳液やクリームをハンドプレスで塗った後、肌アイロンを。むくみの原因である水分や老廃物を流します」(石井さん)。
【2】乳液(もしくはクリーム)をプレス塗りした後、さらに塗り足した状態で。左手で右のこめかみを、右のほうれい線が薄くなるぐらいピンと引き上げてキープする。
【3】右手の薬指と小指でほおの肉を、すーっとこめかみまでスライド。これを左右10回ずつ繰り返す。
[化粧水]
[美容液]
[乳液]
[クリーム]
石井さん、これも教えて!
Q.ファンデーションはこすらずに塗れますか?
5点置きしてのばす概念から離れましょう。リキッドやクリームタイプはプレス塗りをすることで、むしろ厚塗りを防げます。パウダーはスポンジで押さえるように塗る。ブラシ塗りは肌に負担のない上質なもので、なでるように。
Q.日焼け止めもスキンケアなのはなぜ?
紫外線は冬でも夏の50%程度降り注ぐといわれるし、室内でも窓辺にいれば影響は大。今はブルーライトでも肌の光老化が進みます。肌が黒くなるだけが紫外線の害ではないんです。美肌を目指すなら、日焼け止めは毎日が鉄則。
『クロワッサン』1042号より
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