健康意識の高い人ほど、糖質制限に注目するあまり、栄養バランスが崩れる傾向にあり、太りたくないと油を控える人も多いはず。でも実は、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によれば、1日の脂質の摂取量の8割は、油として意識せずに摂っている肉類や乳製品、加工品などに含まれる見えない油。見えない油も意識しつつ、消費者として自由に選択できる見える油については、バランスよく多様な植物油を賢く選ぶことが、健康管理にとって大切だ。
そこでまず注目したいのが、植物油の一種のオリーブオイル。動脈硬化の原因となる酸化ストレスを抑える 有効成分のポリフェノールを多く含んでいるので、効果的に料理に取り入れれば健康リスクを予防できるのだ。