【実はたくさんの情報を伝えている表情を見ながらのやりとりがおすすめ。】
人とコミュニケーションを取る場合、会って話すのと、電話やメール、SNSでやりとりするのでは、どちらがワーキングメモリを使うのか?
「人は対面で話している時、無意識のうちに相手の表情からかなりの量の情報を読み取って処理しています。顔を見て話すほうが、音声やテキストのみの時より脳活動が活発になるのです」
相手の顔が見えるビデオ電話なら、直接会うのと似た効果が得られる。
「また、1対1の会話よりも大人数での会話のほうが原則的にはワーキングメモリを使うと言えます。大人数での会話のほうが、一度に多くの人の感情や考えを把握する必要があるからです。ただし、あまりに人数が多いと全員の感情を把握するのは無理があるし、自分が発言する頻度も減るので、かえってワーキングメモリを使わなくなることもありえます」
3〜4人で、顔を見ながら会話する。これくらいのコミュニケーションが脳トレには最適と言えそうだ。