全身をゆるめる3つのポーズ「グーチョキパー」の10秒ストレッチが効く!
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり 協力・一般社団法人 体軸コンディショニング協会監修クロスポイント(R)
「朝起きたらまずは片手両手のグーチョキパーを!」
立って、座って、手を上げて全身を伸ばそう。
全身をゆるめる3つのポーズ
痛みやこりはゆるめて伸ばすこと。
日常生活のすき間のほんの10秒を活用。短時間で体をゆるませ、体の痛みや不調をケアする「10秒ストレッチ」で注目されているのが柴雅仁さん。
「痛みやこりは体が緊張し、縮こまっているために起こります。まずは体をゆるめることが大事。肩こりなら肩をもむより、肩の筋肉と連動する背中や腰の筋肉をゆるませることが肝要です」
柴さん考案の「グーチョキパーストレッチ」は誰でも簡単にできて、全身が気持ちよくなるストレッチだ。
「指は体幹とつながっているんです。親指側は胸につながり、小指側は体の脇につながっています。片手を頭上に伸ばす動作でも、グーにして上げてから、チョキに変えるとさらに引っ張り上げられて、最後にパーにすると指先が広がって、目いっぱい伸び上がることができるんです。この3段階を使って筋肉を伸ばしてゆるませることで、動きやすくなり、全身の血流もよくなって心身をリフレッシュできます。たった10秒、まず試してみてください」
1.片手を上げてグーチョキパー
指先から体幹まで伸びて、全身がスッキリする。
まず、脚は腰幅に開いてまっすぐに立ち、手は体側におく。肩の力を抜いてリラックスする。
小指から指3本を軽く握って脇につける。反対側の手をグーにして上に伸ばす。次にチョキにしてもっと伸ばし、さらにパーにして思いっきり伸ばす。一気に脱力。反対側も同様に。
(!)ポイント
ただ片手を上げるのではなく、反対側の手の小指、薬指、中指を握って(ピストルポーズ)行うと、自然に肩が下がって脇が締まる。上げた手も伸びやすく、脇腹がよく伸びる。
2.両手を伸ばしてグーチョキパー
お腹の筋肉を伸ばし、全身の血流もよくする。
脚は腰幅に開いてまっすぐに立ち、手は体側におく。両手をグーにして上に伸びる。次にチョキにしてもっと伸ばし、さらにパーにして思いっきり上に伸ばす。その後、一気に脱力する。
できる人はつま先立ちで
つま先立ちで行うほうが腕もお腹も脚も伸びる。ただ、ふらつきやすいので無理はしないこと。
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