体重日記と特製出汁で何を食べても痩せられた! 山口恵以子さんが3kg痩せに挑戦。
撮影・岩本慶三 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・村田真弓 文・一澤ひらり
太る原因の“気づき”が大切。 まずは体重計に乗ることから。
山口 日常生活で体をよく動かすことが大切なんですね。それとグラフ化体重日記をつけること。私、ふだん体重計に乗らないのでちょっと怖いです。
工藤 一日4回、起床後、朝食後、夕食後、就寝前の体重を量ってグラフをつけてみてください。体重の増減がはっきりとわかるので、それを自分で分析していけば原因と解決策が見えてきます。まずは自分自身を見つめ直して、太る要因に気づくことが大切なんです。
山口 食べていないと思っていても実は食べているとか、現状を把握しないとダメですよね。でも体重を量るのを避けてきた私が、一日4回も体重計に乗る!? なんだか卒倒しそうだけど。
工藤 騙されたと思って2週間やってみてください。何を食べてもいいですが、空腹感を覚えてから食べるようにして、満腹になるまで食べない。そして空腹感が消えたら食べるのをやめる。これを続ければ痩せグセがつきます。
山口 うちの体重計は針が動くヤツですが、デジタルのほうがいいですか?
工藤 デジタルです! 針の体重計は見る角度で微妙に数値が変わるので。
山口 はい、体重計買い換えます(笑)。睡眠時間も記録するんですね。
工藤 寝れば寝るほど痩せられます。僕の研修医時代、いまより25kg太っていたときは当直が多く、ひどい睡眠不足でした。寝ないとグレリンという過食ホルモンが出るので、寝ないだけで太っていくんです。当時の唯一の楽しみは食べることで、甘いものやカップ焼きそばの大盛りを毎日食べてました。
山口 そんなに太っていたとは信じられません。私、8時間寝ています。
工藤 それは素晴らしい。ただ、睡眠は充分でも食事量を減らすことは難しいですよ。その食欲コントロールに効くのが、特製の痩せる出汁なんです。
体重、食べたものなど毎日記録しておこう。
1.まず快便であること。空腹になったら食べる、空腹でなければ食べない、という食習慣を身につけることがダイエット成功の秘訣。
2.箸を置く回数が多いほど、痩せやすくなる。太っている人は早食い、大食い、ドカ食いが多くなるが、そうした衝動性を抑えられる。
3.この項目に×がつく人の大きな要因は食事の作り過ぎ。人は目の前にあるものは食べてしまうという習性が。そのことを肝に銘じよう。
4.「食べ過ぎた」とかマイナス思考だとストレスホルモンが出てしまう。「明日からがんばろう」など前向きなことを書くようにする。
工藤さんのダイエット外来でも使用されているグラフ化体重日記。一日4回体重を量ることで食生活がひと目でわかり、どんなときに体重が増減しているのかをチェックできる。また、自分を見つめ直すよい機会にもなる。
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