上田玲子さんに教わる冬ヨガ・寝る前編。
「冬ヨガ」をヨガインストラクターの上田玲子さんに教わります。
撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・村田真弓 モデル・石田麻実 文・一澤ひらり
今日の疲れた体と心をほどき、深い眠りと安らぎを得よう。
一日の終わりに体の滞りや緊張をリリースし、心地よい眠りへと誘うヨガ。
「寝る前に布団の上で、ゆったりと行ってほしいポーズです。一日の疲れを取り、心を軽やかにしてリラックスモードにしていきます。その日のネガティヴな感情を手放し、明日に向けて健やかな体にしていきましょう」
穏やかな気持ちになって布団に入り、ハチの羽音のような音を響かせる「ブラーマリー」の呼吸法を行えば、自然な眠気が訪れる。
「ハミングを響かせて、心地いい気分に包まれているうちに安眠に導かれ、幸福感に満たされます」
[スフィンクスのポーズ]
胸の緊張をゆるめて、気持ちよく腰を伸ばすポーズでリフレッシュ。
後屈のポーズは内臓の働きを高め、背中を引き締めるだけでなく、ストレスの緩和や疲労回復効果も。その後「胎児のポーズ」で反った腰をやさしくほぐしてリラックス。
[ブラーマリー]
「ハチの羽音の呼吸法」と呼ばれ、心が落ち着いて穏やかな気持ちに。
ハミングの音を頭蓋に響かせながら呼吸することで、心を鎮めて深いリラックスをもたらす。本来は床に座って行うが、横になって行うと心地よく眠りにつける。
[やさしいワニのシークエンス]
内臓も活性化する、心地よい全身のストレッチ。
ヨガの基本、「ワニのポーズ」をベースに、肩を叩いたり、腸をもんだり、肩を回しながら、一日の滞りを布団の上で解き放つ。体が軽くなり、ぐっすりと眠ることができる。
上田玲子(うえだ・れいこ)さん●ヨガインストラクター。友永ヨーガ学院副院長。インナーマッスルを鍛えてぶれない体幹を作り、腰痛などの機能改善を促すメソッドに定評がある。
Vネックタンク5,500円、アンクルパンツ8,000円(共にダンスキン/ゴールドウイン)
『クロワッサン』1008号より
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