【後編】更年期と上手につきあう美容法。
撮影・岩本慶三 ヘア&メイク・木下庸子(プラントオパール) 文・大崎京子
更年期特有の肌の変化は、ちょっとの工夫と化粧品選びで乗り切れます。
気持ちが前向きになれず、スキンケアをする気力がない。
→お手軽、時短なオールインワンなどを使う。
「スピーディにできるスキンケアに切り替えてみましょう。時短になるし、気持ちがラクになりますよ」と吉川さん。オールインワンジェルや、洗顔代わりになるシートマスクを。
肌が乾いて、パサパサ。何をしても潤わない。
更年期は潤いを保つ女性ホルモンが減るため、肌の乾きがひどくなることも。「まずはクレンジングの見直しを。洗顔の段階で潤いを高めておけば、乾燥に負けない肌に。朝はクリーム洗顔、夜はバーム洗顔で」
肌が敏感になって、今までの化粧品が合わない。
→肌を鎮静し、バリアを高める化粧品を選ぼう。
「更年期は、水分や皮脂のバランスがくずれて肌が過敏になることも。そんな時は、バリア機能を高めるケアをしてみましょう」洗顔後、1品で済むものに変えれば刺激もおきにくい。
パウダリーファンデーションのノリが悪い。
→肌色になじみトーンアップする下地を使う。
→赤味やくすみを自然にカバーするBBクリームを使う。
→潤い効果の高いクリーム&リキッドタイプに替える。
パウダリーファンデーションを塗ると、肌がパサついた印象になり、グレーっぽく見える。そんな時は、肌を明るく、若々しく演出してくれる、下地やBBクリームを活用。「肌を潤わせるリキッドやクリームファンデーションも頼りになります」
メイクをしても、肌がくすんで疲れて見える。
→美容液で水分量をアップ!つややかな肌に。
→日中もひと工夫。メイクの上から、潤いスプレーを。
「肌がくすんで見える原因は潤い不足。朝晩は保湿力の高い美容液で乾燥をやわらげ、日中は保湿スプレーでメイクの上から潤いケア。くすみや乾燥、疲れが和らぎます」
『クロワッサン』944号より
●吉川千明さん 美容家、メノポーズ・カウンセラー/美容、食、漢方、女性医療など、さまざまな角度からナチュラルなライフスタイルを提案。「女性ホルモン塾」のセミナーも行っている。
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