ヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さんの衣類のハンガー収納術。
撮影・森山祐子 文・嶌 陽子
おしゃれの達人も太鼓判を押す、ハンガー収納の魅力。
おしゃれな着こなしに定評のあるヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さん。ほとんどの服をハンガーにかけて収納していると聞き、自宅にお邪魔してみた。寝室の壁に作り付けられたクローゼットには、ハンガーにかかった服が美しく並んでいる。
「この家には1年半ほど前に引っ越してきました。引き出しがないクローゼットを見て、ハンガー収納に統一しようと決めたんです。以前は、服の半分くらいは畳んでオープン棚にしまっていたので、大きな変化です」
板で仕切られた各部分に、服を種類別に吊るして収納。ニット、ストール、バッグもハンガーにかけている。引き出し式の箱にしまっているのは、下着類やアクセサリーなど、ごくわずかだ。
「服を畳む手間がぐっと減ったのがうれしいですね。あと、引き出しだと奥のものが取りづらいでしょう? それがないので、服の出し入れが以前よりずっと楽になりました。さらに、全て吊るすことによって手持ちの服が一目で見渡せるので、管理もしやすいんです」
ハンガーは、手頃な価格のものを主にネットでまとめ買い。最も多く使っているのは、薄手で場所をとらない、ベルベット風素材のもの。ほかにも木製ハンガーやパンツ専用ハンガーなどを、服の種類によって使い分けている。
空間の奥にものをしまい込まないことがすっきり収納のコツだと話す山本さん。ハンガー収納は、それを実現する強い味方といえそうだ。
服のタイプに合わせた、山本さん流ハンガー使いこなし術。
山本浩未(やまもと・ひろみ)●ヘア&メイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに女性誌を中心に活躍。明快な美容理論が人気。著書に『大人美容 始めること、やめること』など。
『クロワッサン』982号より
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