ホワイトシリーズも、店舗限定の器も。清澄白河に「野田琺瑯」初の直営店がオープン
写真&文・久保田千晴
90年のものづくりを、手に取って選べる場所
昭和9年創業の「野田琺瑯」は、製造工程のすべてを自社で一貫して行い、食生活を支える道具を作り続けてきた国内唯一の琺瑯メーカー。
琺瑯は、鉄などの金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けて作られる素材。熱を伝えやすい金属の頼もしさと、においや汚れがつきにくいガラスの清潔感、その両方をあわせ持っているのが特徴です。酸や塩分にも強く、保存容器として使いやすいのはもちろん、直火やオーブンに使えるものもあり、日々の台所仕事をしっかり支えてくれます。
店内に入りまず目に留まるのは、やはり野田琺瑯を代表する保存容器「ホワイトシリーズ」。清潔感のある白い容器は、冷蔵庫の中でも中身をすっきり整理しやすく、保存から調理、食卓まで頼れる存在です。
このシリーズを考案した野田善子さんは、職場と自宅が一体だった暮らしの中で、「冷蔵庫で保存でき、そのまま使える容器がほしい」と感じたことから開発を始めたそう。毎日の台所仕事の中から生まれた道具だからこそ、いまも多くの人に愛されているのだと感じます。
琺瑯の器に盛ると、いつもの料理も少し特別に
保存容器としての使いやすさはもちろん、料理を盛り付けたときの美しさも琺瑯の魅力です。揚げものをのせても重たく見えず、白い琺瑯が料理の色をきれいに引き立ててくれます。
蓋をしたまま保存でき、食卓に出すときにはそのまま器として使えるのも琺瑯ならでは。いつものおかずや常備菜をのせるだけで、食卓の印象が少し変わる。そんな気負わない使い方ができることも、琺瑯が長く親しまれてきた理由のひとつかもしれません。
店内には、そのほかにも色とりどりのケトルやバット、ボウル、プレートなどがずらり。白い琺瑯の凛とした美しさはもちろん、色のあるアイテムにはまた違った楽しさがあり、台所の雰囲気がパッと明るくなりそうです。
店舗限定のアイテムも手にしたい
アンバー、オリーブグリーン、アッシュグレーなど、ニュアンスのある色使いが美しい平皿や豆皿は店舗限定のアイテム。ひとつひとつ釉薬の表情が微妙に異なるので、店頭で見比べながら選ぶ楽しさがあります。
毎日の保存容器を見直したい人も、長く使える鍋やケトル、食卓を少し明るくしてくれる器を探している人も。清澄白河を訪れたら、ぜひ「野田琺瑯」へ立ち寄ってみてください。台所に迎え入れたくなる、頼もしくて美しい道具に出合えるはずですよ。
野田琺瑯
住所:東京都江東区清澄2-3-2
アクセス:東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」A3出口より徒歩6分
営業時間:12時〜18時
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