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イラストレーターの木下綾乃さんが手みやげに推薦!『大黒屋』の「郡上地みそ」

撮影・青木和義 文・辻さゆり

大粒の国産大豆の甘味と香り。水の都で作られる味噌。

『大黒屋』は郡上八幡で昔と変わらぬ製法を守り、味噌や醤油の醸造を営んできた。「郡上地みそ」は、国産大豆ならではの甘味と香り、しっかりした塩味が特徴の保存料、着色料不使用の豆味噌。560円(500g)。
『大黒屋』は郡上八幡で昔と変わらぬ製法を守り、味噌や醤油の醸造を営んできた。「郡上地みそ」は、国産大豆ならではの甘味と香り、しっかりした塩味が特徴の保存料、着色料不使用の豆味噌。560円(500g)。

イラストレーターの木下綾乃さんが4年前に東京から岐阜の郡上八幡に移住して以来、友人や親戚への手みやげにしているのが『大黒屋』の「郡上地みそ」だ。

「自宅近くを散歩していたときに素敵なお味噌屋さんを見つけ、入って買ってみました。こちらでは手作り味噌が身近なのですが、ほかのお店のものよりも味が濃くて大粒の大豆の食感が良く、クセになります。特に千葉に住んでいる義母が気に入り、それまで使っていた関東のお味噌と合わせて使ってくれています」

郡上八幡は豊富な湧水と、徹夜で踊る400年にわたる歴史を持つ「郡上おどり」で有名な街。「郡上地みそ」は、この良質な水と大粒の国産大豆を使い、昔ながらの製法で1年半かけてじっくりと発酵熟成させた手作りの豆味噌だ。

「お味噌汁に使うのはもちろんのこと、5歳になる子どもはマヨネーズと和えて野菜につけて食べるのが好きです。夏はけっこうな頻度で川で遊ばせるのですが、川に行くときに絶対に必要なのがこのお味噌。川で遊んであがった後、キュウリにつけて食べます。塩分もしっかりあるので、熱中症対策にもなるんです」

文房具好きとして知られる木下さんだけに、いくつかの商品を組み合わせて手みやげにするときは、文章とイラストを書いたポストカードを添えることが多い。

「先日、小学1年生になった友人のお子さんにハンカチを、友人にはこのお味噌と蜂蜜をセットにして、うちの子どもとメッセージカードを作って贈りました。友人の中で岐阜に住んでいるのは私だけなので、東京で渡すときは、地方の特色が出るもの、東京では手に入らないようなものを持って行くようにしています」

近々、家族とピースボートで世界一周のクルーズの旅に出るという木下さん。

「長期の旅だから日本の味が恋しくなるかも。このお味噌も持って行こうかな」

イラストレーターの木下綾乃さんが手みやげに推薦!『大黒屋』の「郡上地みそ」

●大黒屋(だいこくや)
岐阜県郡上市八幡町本町837 
TEL.0575・65・2071 
営業時間:8時30分〜18時、水曜休。
通信販売あり。https://kanekodaikokuya.shop-pro.jp

  • 木下綾乃

    木下綾乃 さん (きのした・あやの)

    イラストレーター

    1976年、東京生まれ。画廊勤務を経てフリーのイラストレーターに。雑誌、書籍、雑貨製作を中心に活躍中。著書に『ゆっくり、つながる 手紙生活』(サンマーク出版)、『文房具さんぽ』(世界文化社)。

『クロワッサン』1118号より

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