高タンパク低脂肪、使い勝手も抜群! 噂の大豆ミートの美味しい実力。
実際に食べたことがなくて……という人こそ、ぜひ一度トライを。
おいしさの魅力にハマる、はず。
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・sino 構成&文・中條裕子
そもそも大豆ミートとは、どんな食材? どう使えるの?
近頃はコンビニやファストフード店でも関連商品が並んでいたり、目にする機会も増えてきた、大豆ミート。食物繊維が豊富な大豆を加熱・加圧した加工食品で、脂質の量が少なくタンパク質を多く含むため、肉に代わる食材としても、今や注目が高まっている。
形状は、薄い板状やゴロリとした塊、フレークとさまざまあるが、初心者にも使いやすいのは、ミンチタイプ。ひき肉と相性のよい料理であれば、ほとんどこの大豆ミートでできてしまう。それでいて脂質は抑えられるので、肉の脂が気になる人にはうってつけ。
また、湯戻ししたりゆでて使う乾燥タイプは長期保存も可能。少量ずつでも気兼ねなく使えるのが魅力となっている。
袋を開けてすぐに使いたいという場合には、冷凍やレトルトのタイプも。味がしっかりついているものから、プレーンまでさまざま。
そんな、使い勝手も食感も異なる数ある中から、自分に合った好みの大豆ミートを選べるのもうれしい限り。これはぜひ一度、試してみない手はない。
[A]クイックソイ ミンチタイプ
できたて生大豆ミートを、そのまま新鮮パック。
国産大豆を圧搾搾りした生大豆ミートをパックに。湯戻し不要で袋を開けたらすぐに使える、レトルトタイプ。
[B]ダイズラボ 大豆のお肉 ミンチ 乾燥タイプ
密閉チャック付きなので、少量ずつ使えて保管が可能。
丸大豆を原料として、加圧加熱・高温乾燥させている。お湯に浸して3分、ゆでて1分で戻す下味なしのタイプ。
[C]有機ジャックの豆ミート
有機の大豆を原料に、油分を抜いた乾燥タイプ。
原材料は大豆のみ。スイス生まれで、現地では繊維大豆タンパクと呼ばれている。熱湯で5〜10分ほど戻して使用。
[D]トーフミート オリジナル
甘辛い味付けと食感が、まるで肉そぼろのよう。
にがり以外添加物なし。無添加醤油、八丁味噌、有機黒糖で味付けし、ほぐして必要な量が使える冷凍タイプ。
イラストレーターsinoさんが初めて大豆ミートを体験してみた!
これまで大豆ミートを使った商品を見かけたことはあっても、一度も食べたことがなかった、というイラストレーターのsinoさん。今回、初めて試食してみての第一声は……。
「すごくおいしい。鶏そぼろのようだけど、肉ではないから食べても口がさっぱり。ずっと食べていられます」
クセがなくて食感はしっかりしているので、いろいろな料理にちょい足しできそう、とひと口目から高得点。
「料理にちょっと肉が入っていたらいいなというとき、一人暮らしだと買っても残してしまうと困るなあと躊躇しがち。これならひき肉の代わりにいつでも使えますね。思っていたよりも食感はしっとりしていて、ツナや鯖缶のように油が強くないのもいい」
こまめにタンパク質が摂れるのもうれしいし、常備しておきたい!と、あっという間にお気に入りの食材に。
味付きの大豆ミートをねぎと合わせ冷や奴に。
味付きの大豆ミートと、長ねぎのみじん切り、ごま油をよく混ぜ合わせて、くずした豆腐の上にのせるだけ。「シンプルだけど、飽きのこない食べ合わせ。鶏のそぼろと豆腐を食べているよう。食感も異なるので、どちらも大豆由来というのが信じられないくらい」
乾燥の大豆ミートを、小松菜のナムルと和えて。
すりごまに醤油、おろしにんにくを加えよく混ぜたところに、戻した乾燥大豆ミートを入れる。よく合わせたらゆでて食べやすく切った小松菜を加えて和え、ごま油少々を混ぜる。「すりごまと醤油の風味がしみた大豆ミートが味の決め手。お酒が進む味です」
『クロワッサン』1105号より
広告