おいしいひき肉の見分け方、料理によってどう使い分ける?
もっと気軽に食卓に取り入れられるように、ひき肉に関する疑問や悩みを解消!
最新の回答を料理研究家の島本美由紀さんに聞きました。
最新の回答を料理研究家の島本美由紀さんに聞きました。
撮影・青木和義 文・長谷川未緒 イラストレーション・サンダースタジオ
Q.おいしいひき肉の見分け方は?
A.色やつや、ハリを確認して。
時間が経つほど酸化して色がくすむので、色がきれいなもののほうが新鮮。「肉から出てくる赤い液体のドリップにはうま味やタンパク質、ビタミンなどの栄養素も含まれているので、ドリップが滲み出ているものは避けましょう」。
肉自体にハリやつやがあり、ベチャッと水っぽくなく、形がはっきりしているものを選ぶといい。
Q.料理によってどう使い分ければいい?
A.中華料理には豚肉、そぼろには鶏肉がおすすめ。
●牛ひき肉
うま味が強い。「弾力があるので、食べ応えが欲しいハンバーグやボロネーゼなどに向いています」
●合いびき肉
牛肉のうま味と豚肉のコクを併せ持ち、万能。「赤身が多く脂身が少ないほうが縮みにくいです」
●豚ひき肉
コクがあって、やわらかい。「脂が食材にからむので野菜料理や、麻婆豆腐などの中華料理に」
●鶏むねひき肉
ヘルシーで淡白、さっぱりした味わい。「しっかりした味付けで、パラパラにしたいそぼろなどに」
●鶏ももひき肉
やわらかく、しっとり、ジューシー。「つくねなどを作ると、ふんわりした仕上がりになります」
『クロワッサン』1105号より