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箸が止まらない一皿、魚介のフリット【大庭英子さんのレシピ】

家で作るからこそ味わえる揚げたてのおいしさは格別。
少量でも手軽に作れて、下味をつけるからヘルシーに食べられる揚げ物レシピを教わった。

撮影・青木和義 文・長谷川未緒

魚介のフリット

箸が止まらない一皿、魚介のフリット【大庭英子さんのレシピ】
やりいかはわた、軟骨を取ったら、皮は取らなくていい。
やりいかはわた、軟骨を取ったら、皮は取らなくていい。
魚介を途中で返しながら、下味を全体にしっかりつけること。
魚介を途中で返しながら、下味を全体にしっかりつけること。
薄力粉をまぶしたら、えびは油ににおいが移るので、いかから揚げる。
薄力粉をまぶしたら、えびは油ににおいが移るので、いかから揚げる。
箸が止まらない一皿、魚介のフリット【大庭英子さんのレシピ】
やりいかはわた、軟骨を取ったら、皮は取らなくていい。
魚介を途中で返しながら、下味を全体にしっかりつけること。
薄力粉をまぶしたら、えびは油ににおいが移るので、いかから揚げる。

殻付きえびの香ばしさと、やわらかいやりいかの旨味に箸が止まらないひと皿。おかずとしてはもちろん、ワインのお供にもぴったり。

【材料(2〜3人分)】
殻付き小えび 150g
やりいか(小)2杯
下味用調味料[白ワイン 大さじ1、塩 小さじ1/2、こしょう 少々、にんにくのすりおろし 1/2かけ、しょうがのすりおろし(小)1/2かけ、レモン汁 大さじ1/2]
薄力粉 適量
イタリアンパセリ 適量
揚げ油 適量
レモン 1/2個

【作り方】
1.えびは洗って水気を拭き、殻のまま背に切り込みを入れて背わたのあるものは取る。
2.やりいかは足を抜いてわた、軟骨を取り、洗って水気を拭く。足はわたを切り落として水気を拭く。
3.ボウルに下味用調味料を混ぜ合わせ、えび、いかを入れて混ぜ、15~20分置く。
4.揚げ油をフライパンの深さ半分まで入れて中温に熱する。イタリアンパセリを入れて弱火でゆっくり、カリカリになるまで揚げて取り出す。
5.3に薄力粉をまぶす。
6.4の油を高温に熱し、いかを入れて1分ほど揚げて取り出し、えびも同じように揚げて取り出す。器に盛り、イタリアンパセリ、レモンを添える。

しっかりと下味をつけるのが揚げ物のコツ

フライパンで気軽に揚げて。
フライパンで気軽に揚げて。

来客時はもちろん、ひとりの食卓でも揚げ物をよく作るという料理研究家の大庭英子さん。

「直径24cm程度のフライパンで気軽に揚げています。深さの半分程度まで米油を入れ、一度に揚げる量は表面積の半分くらいまで。そうすれば、油の温度が一気に下がることもありません」

揚げ物には下味をつけずに揚げて調味料をかけて食べるものと、下味をつけて揚げ、そのまま食べるものがあるが、今回は後者を中心に教わった。

「下味がついていると冷めてもおいしいですし、調味料は意外とカロリーが高いので、かけずに食べたほうが健康的。肉や魚は室温に戻して、新しい油を使って揚げさえすれば、誰でもおいしく作れますよ」

揚げ物のコツ

【コツ1】菜箸を油に入れ、全体から細かい泡が出る中温が基本。
【コツ1】菜箸を油に入れ、全体から細かい泡が出る中温が基本。
【コツ2】揚げカスはこまめにすくい取ることで、焦げつきなどを防ぐ。
【コツ2】揚げカスはこまめにすくい取ることで、焦げつきなどを防ぐ。
【コツ3】油切りは使わず、新聞紙とキッチンペーパーを重ねて洗い物を簡単に。
【コツ3】油切りは使わず、新聞紙とキッチンペーパーを重ねて洗い物を簡単に。
【コツ1】菜箸を油に入れ、全体から細かい泡が出る中温が基本。
【コツ2】揚げカスはこまめにすくい取ることで、焦げつきなどを防ぐ。
【コツ3】油切りは使わず、新聞紙とキッチンペーパーを重ねて洗い物を簡単に。
  • 大庭英子

    大庭英子 さん (おおば・えいこ)

    料理研究家

    身近な材料とふだん使いの調味料で作る、簡単で、やさしい味わいの料理が人気。『おいしい家庭料理の作り方』など著書多数。

『クロワッサン』1091号より

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