くらし

京都通が薦める、【スイーツ】の厳選2軒。

久しぶりの京都で何食べようか。
京の店を知り尽くす食通が推薦。
  • 撮影・福森クニヒロ  文・齋藤優子

|銀閣寺 |酒菓喫茶(しゅかきっさ)かしはて

女性店主のセンスが伝わる美味しさと空間です。
(編集者、ライター・宮下亜紀さん)

10種以上のパーツが重なるイチゴパフェ1,550円。パフェは季節替わり。

京都を代表するカフェなどで、長年デザートを手掛けてきた得能めぐみさんが、昨年オープンしたお茶とお酒とデザートが楽しめる喫茶店。

基本の技術を大切に、お酒やスパイス、和素材などを使い、これまでできなかった新しい組み合わせのパフェや皿盛りデザートを作っている。

ラム酒を染み込ませたスポンジに、カルダモンバニラやミルクティーのアイスを重ねたイチゴパフェは、濃厚かと思いきや、イチゴの酸味がアクセントになって不思議な軽やかさだ。4品からなる予約制のデザートコース「朝菓子の会」も人気。

ミルフィーユを使った、イチゴのデセール1,450円と、ラムチャイ1,030円。

●京都市左京区浄土寺上南田町37・1
営業時間:12時~16時30分LO 水曜休、不定休あり

|三条京阪 |kashiya(かしや)

和洋織り交ぜた季節ごとのお菓子。ほっこりします。
(セレクトショップHAURA経営・山口れいこさん)

季節のデザートの一例。淡い黄色と白で統一した色合いが美しい、柚子と山椒1,300円。

洋菓子も和菓子も菓子のひとつ、との思いが店名には込められているのだとか。

パリの二つ星レストランなどでシェフパティシエを務めた藤田怜美さんが、京都で和菓子の修業を積んだ後に構えたデザート店だ。

主役となるのは、多くが旬のフルーツで、和洋たくさんの引き出しの中から、最適な素材や技法を自在に取り出し、ひと皿に仕立てる。

〝柚子と山椒〞は、道明寺粉で作った柚子団子や柚子ピールを、山椒のメレンゲやソースをアクセントに、ホワイトチョコレートのクリームでまとめていて、酸味の強弱が印象的だ。

アマゾンカカオと小豆1,300円。カカオがわらび餅、ソース、アイスと形を変えてひと皿に。

●京都市左京区吉永町270・3 
TEL.075・708・5244 
営業時間:11時30分~18時LO 火曜休

『クロワッサン』1089号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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