建築家、起業家の谷尻 誠さんが手みやげに推薦!「一対」の「一対のチーズケーキ」
撮影・青木和義 文・西村佳芳子
和の組み合わせを楽しむ、大人のためのデザート。
住宅や複合施設など、国内外の多岐にわたるプロジェクトで注目される谷尻誠さんお薦めの手みやげは、一箱で2つの味が楽しめる「一対のチーズケーキ」だ。
「仕事柄パッケージの美しさにも目を惹かれますが、シンプルに味がおいしいんです。材料は妥協なく選ばれた上質なもの。だからこそ高級なので、お中元やお歳暮にも活躍しています。デザートってどこか罪悪感があるけど、これは体が喜ぶデザート。本当は甘いものが好きなのに我慢している人にも喜ばれます」
「一対」は、料理店『HITOTEMA』の谷尻直子さんによる「味噌クラストのベイクドチーズケーキ」、『菓子屋ここのつ茶寮』の溝口実穂さんが考案した「きな粉クラストのレアチーズケーキ」のセット。
それぞれ予約制の小さな店を営む2人が、目の前のお客さんをもてなすように丁寧に作ったスイーツだ。
ケーキとクラストは別々に包装されて届けられる。ベイクドチーズケーキは味噌クラストにのせて、レアチーズケーキはきな粉クラストを砕いてまぶす食べ方がお店からの提案。
「僕はクラストだけで食べるのも好き。単体で売ってほしいくらいです。ケーキの大きさもみんなで集まるときにちょうどよくて、お酒にもぴったり。ナチュールワインと合わせることが多いですね」
谷尻さんが「一対」を用意するのは、新しく仕事を頼みたい人や、初対面の人に会うとき。今取り組んでいるのは「YADO」という企画住宅ブランドだ。
「家への思い入れについて、さまざまな人にインタビューして回っているのですが、『一対』は良好な賄賂になるんです(笑)。みんな喜んでくれるし、気になっていたけど買ったことがないという人も多くて。買えるのはオンラインだけで、注文できる機会は月1回。手間がかかっているから一度に多くは作れないそうなのですが、そこにも価値を感じます」
●いっつい
公式サイトで月1回数量限定で予約販売。
https://ittsui.jp/
mail:info@ittsui.jp
『クロワッサン』1085号より