まな板の魚のニオイ、調味料の蓋の開け閉めが面倒…など、調理中の〝もやもや〞解消アイデア集。
文・新田草子
【調理中】最小限の動きで、調理の手を止めずにスムーズに。
(もやもや1)調味料の蓋の開け閉めが面倒。
●液体の調味料は、酢の空き瓶にすべて入れ替え。
容器を左手で取って右手でキャップを外し、再び右手で容器を持って計量……。この手間をなくすために、みりんや酒などはすべて、片手で開けられる酢の空き瓶に。ガラス容器で、ガス台のそばに置いても安心。(瀬尾さん)
(もやもや2)いちいちまな板を洗うのが億劫。
●野菜程度ならふきんで拭いて、おしまいに。
肉や魚などのあとでなければ、拭くだけで充分です。そのために大事なのが、ふきんはもちろん、ふきんを洗う桶も使いやすいものであること。水を流しやすい、浅めのステンレス製を愛用しています。(瀬尾さん)
(もやもや3)忙しいときはタイマーを止める時間も惜しい。
●自動的に鳴り終わるアナログ式タイマーに。
調理中はたいてい、複数の作業を同時進行しているもの。タイマーを止めにいくのも手間なので、勝手に鳴りやむアナログタイプを使っています。残り時間が視覚的に分かりやすいところも気に入っています。(瀬尾さん)
(もやもや4)漬物や魚を切ったあとのまな板のニオイが気になる。
●100均のシート状のまな板を活用する。
100円ショップのシート状のまな板を大、中、小の3つの大きさにカット。切るものに合わせて選び、まな板の上に敷いて使います。小さいものはわけぎの小口切りをすくうときなどに、スクレーパー代わりにも。(瀬尾さん)
(もやもや5)効率よく豆腐を水切りしたい。
●蓋の一辺を切り、保存容器に立てて冷蔵庫で水切り。
置き場所に困る豆腐の水切りですが、これなら場所を取らず、水がこぼれる心配もありません。余った豆腐も同様に水切りして、トマトとカプレーゼにしたり、肉で巻いて焼いたりしてもおいしいです。(福田さん)
(もやもや6)計量スプーンや菜箸の置き場所に困る。
●角皿を一枚、専用置き場に。スプーンは水を張ったコップに。
作業台の隅にバットや角皿などを用意して、調理器具の仮置き場に。計量スプーンは、水を張ったコップを用意してそこへ。複数の液体調味料を使うとき、計量スプーンを何本も使わずにすみます。(瀬尾さん)
『クロワッサン』1067号より