踊ることは「心のビタミン」、早見優さんがZUMBA(R)に夢中!
撮影・岩本慶三 ヘア&メイク・伊藤こうこ 文・松本あかね
言葉なしで盛り上がるダンスはグローバルなコミュニケーション!
腰にシャツをきゅっと巻いた“ZUMBA(R)ウェア”で、軽くステップを踏みながら、肩をシェイクしたり、腰を大きく回したり。コレオ(振り付け)を軽やかに決める姿に思わずこちらもウキウキ。そう、早見優さんは心からダンスが好きなのだ。
15年ほど前にテレビ番組の企画で社交ダンスに挑戦したことがきっかけでダンスの面白さに開眼。この5年来はZUMBA(R)に熱中してきた。
「コロンビア出身の方が創始したエクササイズで、ラテンミュージックをメインに世界中の曲に合わせて踊ります。ダンスの要素が多いので、フィットネスというよりパーティで踊っているみたいに楽しい!」
その楽しさに救われた忘れられない経験も。「2017年に子宮筋腫の手術をしました。経過は良好でしたが術後の3カ月、運動を止められて。そうなって初めて、自分は体を動かすことが好きだと気がついたんです」
晴れて療養が明け、参加したクラスの楽しかったこと!
「音楽に合わせて体を動かすとハッピー・ホルモンが分泌される気がしませんか? 特にZUMBA(R)はラテン系なので腰回りを動かすコレオも多く、そういうセクシーな動きも女性性に働きかけるのではないかと」
インストラクター資格に挑戦。対面レッスンはたちまち人気に。
もっと学びを深めたくてインストラクター資格を取得。クラスを開催するや広島や名古屋からの参加者も。緊急事態宣言発令以降はネット環境を整え、自宅ガレージから配信を始めた。
「生徒の皆さんが『優先生とこうして会うだけでうれしい』と言ってくださって。すごく元気づけられましたね」
そんな姿を見た娘たちの「ママ、ユーチューブチャンネル、始めたら?」というひと言から、初の個人チャンネルを開設。
「最近はK–POPのダンスも習い始めました。筋肉をつける“貯筋”の大切さとダンスの楽しさと、伝えたいことがいっぱい!」と瞳を輝かせる。
病気や災禍など、自分ではどうにもならない事態もいつの間にか乗り越えて次のステージへ。その軽やかさはまるでダンスのステップのよう。
『クロワッサン』1061号より
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