不用品をお金に換える、新しい節約スタイル。
撮影・黒川ひろみ(伊勢丹新宿店)イラストレーション・STOMACHACHE. 文・長谷川未緒
【やりとりも楽しいフリマアプリ。】
インターネット上で行われるフリーマーケットは、いつでも全国の人と売り買いできることが魅力。フリマアプリ専門家の川崎さちえさんによると、「生前整理として、不用品を売るシニア層も増えています」とのこと。
売るならば、最初は写真撮影が難しい洋服より、観終わったDVDなどがおすすめ。
「トラブルが起きたらすぐに事務局に連絡を。買い手に喜んでもらえるのもうれしいですし、ぜひ気楽にトライしてみてください」
(いろいろあります)
メルカリ
●日本最大規模だから、どんなジャンルも。
月間の利用者が約2千万人と、フリマアプリトップ。利用者が多いだけあり、嗜好もさまざまなので、比較的どんなものでも売り買いされている。初心者におすすめ。販売手数料10%。
PayPayフリマ
●ヤフオク!と連動、動画の掲載も可能。
ヤフー運営なのでヤフオク!と両方に出品している利用者も多い。動画で出品できるため家電や電子ピアノなど音が出るものの売買にも。販売手数料はフリマアプリ最安値の5%。
楽天ラクマ
●クーポンが出るのでお得に買えることも。
楽天が運営しており楽天ポイントが使える。5%オフなどのクーポンがよく出るので、そのタイミングで利用するといい。女性の利用者が多いのも特徴。販売手数料6.6%。
(私の場合)捨てるはずのものが誰かに使ってもらえる。
H・Hさん(40代)歯科医師
まだ使えるものを捨てることに抵抗があったので、メルカリを始めました。家具や食品、スポーツ用品なども売れました。売上金や貯まったポイントで買い物するので、かなりの節約に。梱包や発送は手間ですが、不用品が減り、収入を得られるだけでなく、相手に喜んでもらえるので楽しいです。