生活研究家として、家事全般から片づけまで、豊富な知識と合理的なアドバイスが人気の阿部絢子さん。そんな阿部さんの母は、新潟で一人暮らしをしていたが、89歳の時に倒れてしまう。
「母が病院に搬送されたと言われ、驚いて帰ってみると、いつの間にか家じゅうが物だらけ。特に廊下は趣味の道具で溢れ、窓が開かなくなって熱中症を引き起こしたとわかったんですよ!」
そうでもなければ、親の家を片づけようとは思わなかった、と阿部さん。
「親は子どもに片づけられたくない、それは確かなんです。でも安全で安心な暮らしをしてほしいですよね。まずその仕組みだけ作ってあげましょう」